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【2026年版】将棋を題材にした小説おすすめ15選|初心者でも没入できる極上の人間ドラマ

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将棋を題材 おすすめ小説 15選

静寂が支配する盤上。指先から放たれる駒音ひとつが、誰かの人生を劇的に変えてしまう瞬間があります。

 

将棋という、わずか81マスの宇宙。そこに魂をすべて注ぎ込み、一歩も引けない勝負に身を投じる人々を描いた物語は、なぜこれほどまでに私たちの心を震わせるのでしょうか。

 

それは、盤上の戦いが単なるゲームではなく、書き手たちが命を削って紡ぎ出した「究極の人間賛歌」だからに他なりません。凄絶なまでの執念、美しき狂気、そして敗者が流す静かな涙。読後、あなたの視界は、読み始める前とは全く違う輝きを帯びているはずです。

 

今回は、数ある将棋小説の中から、一度読み始めたら最後、その熱量の渦から抜け出せなくなる15の名作を厳選しました。

 

ページをめくるたびに、あなたの胸の奥で、熱く、激しく、物語の鼓動が鳴り響く――。そんな至高の読書体験へ、あなたを誘います。

 

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静寂の盤上で「生」を燃やす、圧巻の傑作15選

盤上の向日葵 / 柚月裕子

ミステリとしての骨格がありながら、読み終えた後に残るのは、一人の天才の生涯を追い切ったという深い充足感です。
ドラマ化もされた本作は、著者の柚月裕子氏が持つ「人間の業」を描き出す筆力が極限まで発揮されています。将棋の知識がなくても、一人の人間が何かに全てを捧げる姿に、胸が締め付けられるような感動を覚えるでしょう。

 

こんな人におすすめ

・何かに人生のすべてを賭けてみたい、という情熱を秘めている

・切なくも美しい「孤独な天才」の生き様に惹かれる

・映画やドラマのような重厚な人間ドラマを求めている

平成六年、夏。埼玉県の山中で白骨死体が発見された。遺留品は、名匠の将棋駒。叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志した新米刑事の佐野は、駒の足取りを追って日本各地に飛ぶ。
折しも将棋界では、実業界から転身した異端の天才棋士・上条桂介が、世紀の一戦に挑もうとしていた――

 

■口コミ■
・将棋の事は全く分からないけれどストーリーが面白くて直ぐに読めました。本も残り少なくなってくるともう終わりかと思うと寂しくて暫くは結末に辿り着かないように読むのをやめていました。お勧めします。 

・柚月さんのお話は、本当に吸い込まれます。 将棋が詳しくない私でも次は次はって気になる内容。。 早速下巻読みます!   

 

 

盤上のアルファ / 塩田武士

挫折を知る大人にこそ読んでほしい一冊です。新聞記者出身の塩田氏らしい緻密な取材に裏打ちされたリアリティが、物語に圧倒的な説得力を与えています。
NHKでドラマ化された際も話題になりましたが、活字で味わう「負け犬たちの逆襲」は、心に火を灯してくれます。単なる勝負事の枠を超えた、魂のぶつかり合いがここにあります。

 

こんな人におすすめ

・一度立ち止まってしまったけれど、もう一度前を向きたい

・泥臭くても「夢」を追い続ける姿に勇気をもらいたい

・仕事や人間関係で、熱い刺激を求めている

「おまえは嫌われてる」。神戸新報県警担当記者・秋葉隼介は、たった一言で文化部に左遷され、将棋担当を命じられる。
そんな秋葉の家に、突然転がり込んだのは、やけ酒の席で大喧嘩をした同い年の不遜な男・真田信繁だった。背水の陣でプロ棋士を志す男が巻き起こす熱い感動の物語。

 

■口コミ■
・将棋ファンならぜひ読むべき。ドキドキ、ハラハラしたい人におすすめ。 シリアスなのに笑って、じんわり感動する。最後の最後までおもしろかった。 この本に出会えてよかった。 

・特に後半のスリルがたまらない。 大阪人のユーモアに笑かされたかと思うと、キュンキュンさせられたり、感動で胸がいっぱいになって涙が込み上げてきたり、気持ちのジェットコースターが楽しい小説でした。 

 

 

死神の棋譜 / 奥泉光

芥川賞作家・奥泉光氏が描く世界は、もはやスポーツとしての将棋ではありません。盤上に潜む「魔物」に魅入られた者たちの、耽美的で背徳的なミステリです。読み進めるほどに、自分もまたその魔力に引き込まれていくような濃密な没入感。文学的な香り高い文体で、将棋の奥深さを知るための究極の迷宮と言えるでしょう。

 

こんな人におすすめ

・ただの娯楽では物足りない、深みのある文学を味わいたい

・ミステリアスで少し恐ろしい、非日常の世界に浸りたい

・職人気質の美しい文章に触れて、知的な興奮を得たい

第69期名人戦の最中、詰将棋の矢文が見つかった。
その「不詰めの図式」を将棋会館に持ち込んだ元奨励会員の夏尾は消息を絶つ。同業者の天谷から22年前の失踪事件との奇妙な符合を告げられた将棋ライターの〈私〉は、かつての天谷のように謎を追い始めるが――。
幻の「棋道会」、北海道の廃坑、地下神殿での因縁の対局。将棋に魅入られた者の渇望と、息もつかせぬ展開が交錯する傑作ミステリ!

 

■口コミ■
・将棋ミステリーとして傑作です。 将棋世界の観戦記を良く読みますが、全く違和感が無く、語り手が使う言葉に将棋用語が散りばめられていてリアリティを感じます。 

・主人公に感情移入するあまり、読者の私まで詐術に掛かったようだ。これぞ正しく、「騙される」ミステリの醍醐味で、恐るべし、奥泉光。 

 

 

 

 

駒音高く / 佐川光晴

将棋に関わる様々な立場の人々を描いた、宝石箱のような短編集です。プロ棋士だけでなく、彼らを支える人々や、夢破れた人々の視点があるからこそ、勝利の輝きがより鮮明に浮き彫りになります。
一編読み終えるたびに、背筋がすっと伸びるような、心地よい緊張感と温かな読後感が同居する名作です。

 

こんな人におすすめ

・短い時間で、質の高い感動を何度も味わいたい

・スポットライトが当たらない場所にある「真実のドラマ」が好き

・人の心の機微を丁寧に描いた物語に触れたい

「絶対棋士になってやる」と誓った中学1年生の祐也だが、次第に勝てなくなり学校の成績も落ちてきて……(「それでも、将棋が好きだ」)。
青春・家族小説の名手が、プロを目指す中学生、引退間際の棋士、将棋会館の清掃員など、勝負の世界で歩みを進める人々のドラマを生き生きと描く珠玉の短編集。

 

■口コミ■
・老若男女、様々な切り口で 将棋という世界を立体的に見せている非常に魅力的な作品 一生をかけるに値する世界がそこにあると思わせる素敵な作品でした 

・素晴らしい作品でした。フィクションですが、どの話もリアリティがあり、涙が止まりませんでした。 

 

 

無月の譜 / 松浦寿輝

司馬遼太郎賞を受賞した本作は、将棋を題材にしながらも、失われた時間や記憶を巡る壮大な旅のようです。
松浦氏の流麗な筆致が、盤上の戦いを芸術の域まで高めています。読み終えた後、まるで静かな夜の海を眺めているような、穏やかで深い感動が押し寄せます。大人のための、上質な物語体験が約束されています。

 

こんな人におすすめ

・忙しい日常を忘れて、物語の世界に深く沈み込みたい

・失ったものへの哀惜と、そこからの緩やかな歩みを感じたい

・芸術的で洗練された物語を好む

その駒には魂が宿っている――。
棋士をめざしながら挫折した小磯竜介は、偶然から戦死した大叔父が駒師であったことを知る。

大叔父は自ら考案した書体「無月」の駒を完成させた後、戦地へ発ったという。
「天性の駒師」の生涯に強く惹かれた竜介は、この駒の行方を追い始める。

 

■口コミ■
・大変読みやすい文体で、お話もたいへん興味深く、一気に読めました。 

・ストーリーの中心は将棋の駒。しかし、それにまつわる話が実に面白く、興味を惹きつけられる。伝説の駒師、幻の駒。それらの持つ意味と追う人たちの話飲める展開がスリリングだ。 

 

 

踊り子と将棋指し / 坂上琴

将棋指しと踊り子という、一見接点のない二人が織りなす物語は、驚くほど軽やかで、それでいて芯の通った強さがあります。
論理の世界に生きる棋士が、感性の世界と触れ合うことで変わっていく様子は、読者の心も優しく解きほぐしてくれるはず。
勝負の厳しさの中にある「人の温もり」を感じたい時に最適な一冊です。

 

こんな人におすすめ

・ギスギスした毎日を忘れさせてくれる、温かい物語を読みたい

・異業種や異なる価値観の人との交流に興味がある

・読んだ後に「明日も頑張ろう」と自然に思える本を探している

ある朝、横須賀の公園で目覚めた男は、呑み過ぎたせいか自分の名前すら思い出せない。聖良という女性が現れ、男は「三ちゃん」と呼ばれる。
三ちゃんがどうやらアルコール依存症らしいとわかり、聖良の部屋に住まわせてもらうことに。聖良の本名は依子で、現役のストリッパー。
しばらくして依子に大阪での仕事が入り、三ちゃんも同行。
無難にマネージャー役をこなしていたが、大金が動く将棋の真剣勝負に巻き込まれてしまい……。

 

■口コミ■
・将棋なんてぜんぜん知らなくても、対局の臨場感、凄みも感じることが出来るのは、著者の腕が確かな証拠だろう。 

・笑って泣いて あっという間に楽しく読めて ついでに、自分の キャリアと人間関係についても深く考えるきっかけを 得ることができると思います。 

 

 

 

 

僕は金になる / 桂望実

「賭け将棋」という裏の世界を扱いながら、根底に流れるのは家族への複雑で深い情愛です。桂望実氏特有の、人間の弱さを否定せず包み込むような視点が、物語に唯一無二の深みを与えています。
ひりつくような勝負の裏側で、不器用に愛を求める人々の姿に、思わず涙腺が緩んでしまうはずです。

 

こんな人におすすめ

・家族という、近くて遠い不思議な絆について考えたい

・きれいごとだけではない、人間の本音の部分に触れたい

・「勝ち負け」の先にある、本当の価値を見つけたい

僕が小学六年生の春、両親が離婚した。家を出たギャンブル好きの父ちゃんは、将棋の天才の姉ちゃんに賭け将棋をやらせて暮らしている。
父ちゃんが「ご立派」と呼ぶ母ちゃんの元に残された「普通」の僕は、非常識で破天荒で、将棋以外何にもできないくせに、楽しそうに生きる二人を軽蔑しながらも、どこか羨ましい――
読む人の心を激しくゆさぶる、おかしな家族の四十年。感動の家族小説!

 

■口コミ■
・将棋を知らないので、駒の動きの説明は良くわかりませんでしたが、楽しく読めました。 

・将棋ファンでなくとも十分に楽しめます。 特に年配の読者はジーンとくるのでは? 

 

 

殺人の駒音 / 亜木冬彦

江戸川乱歩賞を受賞した伝説的な本作は、将棋の特性をトリックに見事に融合させた本格ミステリです。
盤上の戦術がそのまま事件の鍵となる構成は、今なお色褪せない鮮やかさを放っています。当時の将棋界の空気感も丁寧に描かれており、将棋ファンならずとも、その知的なパズルに熱中すること間違いありません。

 

こんな人におすすめ

・緻密な伏線が回収される、極上のミステリを堪能したい

・論理的な思考で謎に挑むプロセスを楽しみたい

・将棋のルールや戦術が、物語にどう絡むのか見てみたい

死神の異名をもつ八神香介。一三歳の天才棋士に敗れ、一度は挫折した男が、それから一六年後、将棋の表舞台に現われた。
第五期竜将ランキング一回戦……それはアマチュア最高位から、プロ棋士に挑む、命をかけた戦いとなるはずだった。しかし対局当日、相手プロは姿を見せず、自宅で何者かに殺されていた! 
卓越したストーリーと熱気で読者を魅了し、横溝正史賞史上初の特別賞を冠せられた、伝説の傑作。

 

■口コミ■
・作者本人がかなり将棋に詳しい人のようで、対局シーンが非常に臨場感あふれて書かれています。  

・久しぶりに面白いミステリーを読みました。将棋は全くわかりませんが、それでも楽しく読めました。 対局シーンはまるで剣豪物を読むような迫力。 

 

 

盤上に君はもういない / 綾崎隼

女性棋士という高い壁に挑む少女たちの姿を描いた、熱量あふれる青春小説です。著者の綾崎氏自身が持つ将棋への深い愛と知識が、物語の端々から溢れ出しています。夢を追うことの厳しさと、それでも止められない憧れ。
読み終えた瞬間、彼女たちの未来を願わずにはいられない、清々しくも切ない傑作です。

 

こんな人におすすめ

・夢に向かって真っ直ぐに突き進む、熱い青春に胸を打たれたい

・「才能」という言葉の裏にある、壮絶な努力を知りたい

・爽やかな読後感とともに、力強いエネルギーをもらいたい

史上初となる女性棋士の座を賭けた対局が決定した。運命の一戦に臨むのは、将棋の名門一家で育った天才高校生・諏訪飛鳥と、体が弱くプロになるための年齢制限が迫る千桜夕妃。激闘の末に決まった勝者はしかし、デビュー戦を前に姿を消した。
観戦記者の佐竹亜弓は彼女の行方を追うが……。

 

■口コミ■
・将棋がつなぐ、人と人の縁の話。 師弟愛、兄弟愛、家族愛、ライバル。 すべてがつながっていき、知らず知らず涙が出ました。 

・涙が止まらない。 将棋のことが分からなくても十分楽しめます。 是非読んで欲しい本です。 

 

 

 

 

風果つる街 / 夢枕獏

夢枕獏氏の筆が冴えわたる、野性的で力強い一冊です。
表舞台の華やかさとは無縁の、命を賭けた賭け将棋の世界。そこに生きる男たちの、美学としか言いようのない凄絶な暮らしぶりが描かれています。
盤上の戦いがまるで格闘技のように描写され、読む側の呼吸も止まるほどの緊張感が続きます。

 

こんな人におすすめ

・男たちの熱いプライドがぶつかり合う、硬派な物語が好き

・スリルと緊張感に満ちた、スピーディーな展開を楽しみたい

・「生きる」ことの根源的な力を感じたい

その老人はみごとな銀髪をしていた。その瞳は異様な光を帯び、ノラ犬を思わせた。加倉文吉、人はその男のことを「真剣師」を呼ぶ。賭け将棋のみで生活をしているもののことである。
旅から旅へ、俗世間のしがらみをすべて断ち切って、ただただ強い相手を求めて文吉は生きる。夢を諦めて師匠の妻と駆け落ちした男、父の敵を追い求める女、プロ棋士になり損ねた天才……。
将棋に取り憑かれた男と女。その凄絶かつ濃密な闘いを描ききった連作集。

 

■口コミ■
・将棋を扱った小説ではNo.1だと思う。 プロ棋士の世界の話ではなく裏の世界の賭け将棋で生計を立てる真剣師のお話。 熱いです! 

・真剣師という現代ではいなくなった人間を、社会背景を含めて見事に書かれています。 はじめ、主人公の境遇は、私の価値観だと陰鬱に感じることもありました。しかしながら、読み進めるうちに、人の生き方を考えさせてくれる作品と感じました。 

 

 

おまえレベルの話はしてない / 芦沢央

「奨励会」という、プロになれなければ全てを失う過酷な世界の残照を描いています。夢を叶えた者への嫉妬、諦めた者の空虚感。芦沢氏の鋭い人間観察眼が、読者の心の奥底にある「言葉にできない感情」を容赦なく引き出します。
非常に刺さる物語ですが、その痛みこそが、次の一歩を踏み出す糧になるような一冊です。

 

こんな人におすすめ

・かつて夢を追いかけたことがある、全ての人へ

・人間の暗部やリアルな葛藤を、真正面から描いた作品を読みたい

・苦い経験を、自分の中で消化するためのきっかけを探している

夢を叶え孤独に壊れ続ける芝と、夢を諦めて社会的には成功した大島。
夢に青春を食われた二人の、身をよじるほどの嫉妬、羨望、そして侮蔑――
暗い激情の奔流に飲み込まれる著者の最高傑作!

 

■口コミ■
・将棋の世界の厳しさ、辛さ、苦しさが文章からこれでもかと伝わってくる。そんな負の感情表現が多いにも関わらず一夜で読破してしまうのだから、不思議な魅力のある一冊だと思う。面白かったです。 

・普段は、将棋のタイトル戦くらいしかよう見ない〝観る将〟の隅っこにいる自分ですが、将棋界の華やかな舞台裏に潜む影を垣間見たような、本書を読んで改めて、そんな心持ちになりました。 

 

 

覇王の譜 / 橋本長道

プロ棋士を目指した経験を持つ著者だからこそ書ける、盤上の熱狂と静寂。最下層から這い上がろうとする主人公の姿は、どんな分野で戦う人にも共鳴する力強さを持っています。
将棋ペンクラブ大賞も受賞した本作は、技術的な裏付けとともに、人間の精神が限界を超えていく瞬間を鮮烈に描き出しています。

 

こんな人におすすめ

・現状を覆し、自分史上最高の逆転劇を演じたいと思っている

・専門家だからこそ書ける、リアリティ溢れる描写に没頭したい

・「負け」から始まる、真実の強さを知りたい

プロになって7年、C級2組に留まっている直江大に、奨励会同期の剛力英明・現王座は、そう言い放った。旧友との間に開いた目も眩むような格差。
だが、京都の天才少年・高遠拓未との邂逅、棋界の第一人者・北神仁との対局、そして現在の師である〝孤剣〟師村柊一郎の猛特訓が、〝賞味期限が切れたはずの元天才棋士〟を覚醒させる。そして史上空前の逆襲の先には、運命の一局が待ち受けていた──。

 

■口コミ■
・時間を忘れて一気に読みふけってしまいました。 厳しい棋士の世界を描くと共に棋界政治や序列も生々しく表現している。 

・将棋界の棋士群像と棋士の心理が細やかに描かれており、将棋好きにはたまらないエンタメ将棋小説だが、それだけではない読み応えがある。 

 

 

 

 

大江戸将棋所 伊藤宗印伝 / 湯川博士

江戸時代の名人をモデルにした本作は、将棋が単なる遊びではなく、家名と誇りを賭けた「道」であったことを教えてくれます。
将棋ジャーナリストとして長年活躍した湯川氏の深い知見が、歴史の風景に息を吹き込んでいます。現代とは違う、ゆったりと、しかし命がけの将棋の世界にタイムスリップできる名品です。

 

こんな人におすすめ

・歴史の裏側にある、知られざる偉人たちのドラマに興味がある

・伝統や様式美を重んじる、日本の精神性に触れたい

・じっくりと腰を据えて、骨太な時代小説を楽しみたい

江戸中期の将棋五世名人伊藤宗印は、いかにして将棋3家を守り抜こうとしたか。養子ゆえに不当なあつかいに甘んじた青年期から、実力者多出の家系を作り上げた老年期まで、当時の棋譜をまじえて波乱の生涯を描く異色の実在時代小説。
現代の棋士たちも驚嘆するという実力者が輩出した江戸期の隆盛を築いた宗印の実像と、将棋に賭ける男たちの矜恃―将棋好きならずとも、その生き様と美学に心打たれる。

 

 

王将たちの謝肉祭 / 内田康夫

あの浅見光彦シリーズでも知られる内田康夫氏が、将棋界という特殊なギルドを舞台に描くエンターテインメント。
タイトル通り、盤上の華やかさの裏で蠢く人間の欲や感情が、巧みなストーリーテリングで紐解かれていきます。ミステリとしての娯楽性が高く、将棋に詳しくなくても一気に読ませる筆致は流石の一言です。

 

こんな人におすすめ

・二転三転する、予測不能なミステリを楽しみたい

・特殊な業界の裏側を覗き見るような、好奇心を満たしたい

・読後の「あぁ、面白かった!」という爽快感を重視する

美少女棋士、今井香子は新幹線の中で、見知らぬ男から一通の封書を預かった。
その男が死体となって発見され、香子も何者かに襲われた。そして第二の殺人が起こる。感動を呼ぶ異色サスペンス。

 

■口コミ■
・将棋は全くわかりませんが、逆に読んでから将棋に興味を持つくらいこの小説に引き込まれました。何度読み返しても面白いです。 

・将棋の指し手を探求している藤井聡太の誕生を 予言しているようにも受け取れました。 将棋好きとしては、たまらなく面白かった。 

 

 

一万石の賭け 将棋士お香 事件帖1 / 沖田正午

江戸を舞台に、女性ながら卓越した棋力を持つ「お香」が事件を解決していく、テンポの良い時代ミステリです。
シリーズ第1作目となる本作は、彼女のキャラクターの魅力が全開。ロジカルな将棋の思考で複雑な人間模様を解き明かす様は、読んでいて非常に爽快です。
シリーズ化されているため、長く楽しめる作品を探している方に最適です。

 

こんな人におすすめ

・かっこよくて聡明な女性主人公の活躍を応援したい

・気楽に読めて、かつ知的好奇心を刺激されるシリーズを探している

・江戸の情緒と将棋の面白さを、同時に味わいたい

かの水戸の黄門様の曾孫で隠居の梅白は供侍二人を従え江戸の町で〝事件〟を探していて、大道いかさま将棋を懲らしめる娘将棋指し
「お香」と出会う。一方、とある藩と藩の賭け将棋に巻き込まれた骨董商の主は、お香の強さに店の窮地を救ってくれと頼む。
梅白とお香が考えた、愚かな藩主らを諌める、必勝の一手とは?

 

■口コミ■
・文体は平易、題材は個人的に興味がある将棋で楽しく読めました。 続編も楽しみにしています。 

・詰め将棋や代打ちという決戦方式が、剣術に匹敵するものとして描かれている迫力には息を呑まされます。また棋士によって、独特な戦法があるのも面白い。ゲームとしての将棋の魅力が存分に味わえます。 

 

 

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最後に:盤上の熱狂を、あなたの心へ。

15の盤上の物語、いかがでしたでしょうか。

 

わずか81マスの世界で繰り広げられるのは、単なる勝敗の記録ではありません。そこには、言葉にできないほどの情熱、静かな狂気、そして人生のすべてを一点に凝縮させた人間の「凄み」が詰まっています。

 

将棋を知っている方も、駒の動かし方を知らない方も、一度ページをめくればその熱量に圧倒されるはずです。読んでいる最中のヒリつくような緊張感、そして読み終えた後の、魂が震えるような心地よい余韻。それこそが、将棋小説というジャンルが持つ、抗いがたい魅力です。

 

今回ご紹介した15冊の中に、あなたの心に深く突き刺さる「運命の一局」が必ずあると信じています。

 

読書の秋、あるいは静かな夜の相棒に

もし気になる作品があれば、ぜひその興奮が冷めないうちに手に取ってみてください。

紙の質感とともに味わうのも、Audibleで対局の臨場感を耳から取り入れるのも、どちらも最高の読書体験になるでしょう。

 

 ・ Kindle Unlimited で一気に読み耽る

 ・ Audible の朗読で盤上の鼓動を感じる

 

あなたの本棚に、新たな伝説が加わることを願っています。

 

 

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良い本と、良い出会いを。