
ついに、この季節がやってきました。ミステリを愛するすべての人間にとっての聖域、第26回本格ミステリ大賞の候補作が発表されました!
今回のラインナップを眺めた瞬間、あまりの豪華さに、本好きとしての血が沸騰するような興奮を覚えたのは私だけではないはずです。15年という歳月を経て帰還した伝説の鬼才、緻密なロジックを積み上げる巨匠、そしてミステリの概念そのものを揺さぶるような野心的な研究書まで。そこにあるのは、純粋な「謎」と「論理」が織りなす、極上の知的な遊戯です。
ページをめくる指が震えるほどの衝撃、最後の一行を読み終えたあとの「やられた!」という至高の快感。そんな一生モノの読書体験を約束してくれる傑作たちが、今、私たちの目の前に出揃いました。
「面白いミステリを読みたい」という渇望を、これ以上ない形で満たしてくれる10冊。あなたの本棚に、そしてあなたの記憶に刻まれるべき一冊はどれか。その圧倒的な熱量と魅力を、情熱の赴くままに語り尽くします!
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第26回本格ミステリ大賞候補作決定
【小説部門】激戦必至!個性豊かな5つの傑作たち
『抹殺ゴスゴッズ』飛鳥部勝則(早川書房)
「待ってました!」と叫ばずにはいられない、15年ぶりの飛鳥部ワールド炸裂!
15年の沈黙を破り、ついに鬼才が帰還しました。
本作が放つのは、既存のミステリの枠組みを根底から揺さぶるような圧倒的な熱量と狂気です。「この作家にしか書けないものがある」という事実を、600ページ超の紙礫(かみつぶて)で突きつけられる快感。緻密なロジックと、それを凌駕するパッションが同居するこの唯一無二の世界観は、中毒必至。
飛鳥部ファンはもちろん、すべての本格ミステリジャンキーに浴びてほしい劇薬です!
ゴッドが好きな高校生の詩郎が出逢った、自分が空想で創ったはずの神の正体とは……?
地元の名士が殺害され、脅迫していたという謎の怪人・蠱毒王とは何者か……?
二つの迷宮的な事件が複雑怪奇に絡み合い、恐ろしいカタストロフィが待ち受ける本格超大作!
『夜と霧の誘拐』笠井潔(講談社)
前人未到の「間違われた誘拐」。名探偵・矢吹駆シリーズ、堂々の最新作!
1970年代から続く伝説的シリーズの最新作にして、本格ミステリの「王道」と「深淵」を同時に味わえる至高の巨編です。
古典的なプロットを現代最高峰の知性で解体・再構築する手並みは、もはや芸術の域。分厚いページの一行一行に、ミステリというジャンルへの深い敬意と挑戦が詰まっています。
知的な興奮が全身を駆け巡る、この「重厚な読書」という贅沢を、ぜひその手で掴み取ってください。
1978年の秋、矢吹駆とナディアは“三重密室事件”の記憶を持つダッソー家での晩餐会に招待され、アイヒマン裁判の傍聴記で知られるユダヤ人女性哲学者と議論する。
晩餐会の夜、運転手の娘・サラがダッソー家の一人娘・ソフィーと間違えて誘拐される。さらに運搬役に指名されたのはナディアだった。
同夜、カトリック系私立校の聖ジュヌヴィエーヴ学院で女性学院長の射殺体が発見された。
「誘拐」と「殺人」。混迷する二つの事件を繋ぐ驚愕の真実を矢吹駆が射抜く。
『神の光』北山猛邦(東京創元社)
奇跡のような「消失」に酔いしれる。稀代のトリックメーカーの新たな代表作!
第76回日本推理作家協会賞(短編部門)の候補にも選ばれた表題作を含む、物理トリックへの偏愛が詰まった傑作集。
北山氏の描く「謎」は、まるで精密な時計仕工のように美しく、そしてあまりに大胆です。現実の理(ことわり)を逆手に取った驚愕の仕掛けに、脳が歓喜の声を上げるはず。
ロジックの美しさを愛するすべての本格ファンへ、これ以上ない「知のエンターテインメント」を贈ります。
一攫千金を夢見て忍び込んだ砂漠の街にある高レートカジノで、見事大金を得たジョージ。誰にも見咎められずにカジノを抜け出し、盗んだバイクで逃げだす。
途中、バイクの調子が悪くなり、調整するために寄った小屋で休むが、翌朝外へ出ると、カジノがあった砂漠の街は一夜のうちに跡形もなく消えていた──
『刹那の夏』七河迦南(東京創元社)
痛いほど切なく、美しい。運命に抗う人々の叙情派ミステリ。
鮎川哲也賞で鮮烈なデビューを飾り、日本推理作家協会賞候補にも名を連ねてきた実力派による、待望の短編集です。
一見すると繊細な筆致の中に、冷徹なまでに計算し尽くされた伏線と、鮮やかな解決が仕込まれています。
無駄のない構成美と、日常の裏側に潜む「意外な真相」が弾ける瞬間。ミステリを読み慣れた大人をも唸らせる、洗練された技術の粋を堪能できる一冊です。
災害により甚大な被害を受けた地にボランティアとして訪れた女性二人組。
宿の娘は、生涯独身を貫いた伯父の遺品であるミニチュアの文机と本が入れられたボトルを彼女たちに見せる。
ボトルの中の本の開けない頁に記されているはずの言葉をみつけるため、三人は伯父が少年時代の夏の追憶を綴ったノートから、隠された秘密を探っていく――
表題作ほか、通り魔殺人が連続して起きている北の果ての町で、アパートの隣室同士になった孤独な男女の交流が思わぬ展開を遂げる「地の涯て(ランズ・エンド)」など五編を収録する。
『探偵機械エキシマ』松城明(KADOKAWA)
「助手が探偵の犯行を阻止する!?」斬新すぎる設定が光るAI推理バトル!
特殊設定ミステリの新たな可能性を切り拓く、極めてエキサイティングな一作です。
既存の探偵像を打ち壊す「設定」の妙と、それを物語の核に据えたロジカルなパズル。読み進めるほどに、著者が仕掛けた精巧なゲーム盤の上で踊らされている自分に気づくはずです。
新しさと正統派の面白さが高度に融合した、今のミステリ界の「熱」を象徴する作品として、絶対に外せません。
大学生の実沙は、「探偵の記録者」のアルバイトを教授から頼まれた。探偵事務所を訪ねると、そこにいたのは、AI探偵・エキシマと、エキシマにこき使われる助手・空木のコンビだった。どこか不自然な科学者の家、13年前の少年の死の謎を解こうとする容疑者の集まり、殺人犯が出歩く雪の夜道……。
エキシマは、誰よりも早く殺人犯を見つけ出し、ある目的を達成しようとする。
不自由な機械の体で犯人を探すエキシマ、彼女が唯一心を許す空木、そして「最悪の未来」を回避するために真相究明を急ぐ実沙の推理バトルが幕を開ける!
【評論・研究部門】ミステリの奥深さを知る珠玉の5冊
『岩箱』植松二郎(龜鳴屋)
事実は小説よりも奇なり!伝説のサッカー監督が遺した段ボール箱の謎。
一人の人物が遺した「箱」を巡る、あまりにも刺激的なドキュメント。
事実に潜む謎を執念深く追うプロセスは、どんな推理小説よりもスリリングです。
「本」という形を持つものへの愛と、そこに隠された真実への渇望。インディーズ出版ならではの稀少な読書体験が、あなたの好奇心を激しく揺さぶります。これは、探究心という名の本能を呼び覚ます一冊です。
名門高校サッカー部伝説の監督、ガンブチが遺した一つの段ボール箱。
教え子だった著者が中の紙類を調べていくうち、誰も知らなかったガンブチの過去が浮かび上がってくる。物語は、サッカーからミステリーへと絡んでいき、驚きの展開を見せる。これぞ面白さ極め付きの一冊。
『松本清張の女たち』酒井順子(新潮社)
「悪女」たちの真実とは?令和の視点で読み解く、清張ミステリの深淵。
誰もが知る「松本清張」という巨大な存在を、酒井順子という研ぎ澄まされた感性が再定義します。
これまで見過ごされてきた視点から作品を解体し、そこに潜む本質をあぶり出す手際は圧巻。清張作品を未読の人には「今すぐ読まなければ」と思わせ、既読の人には「そんな読み方があったのか!」と膝を打たせる。ミ
ステリの愉しみ方を何倍にも広げてくれる、知的興奮に満ちた評論です。
雑誌の個性に合わせて作品を書き分けた松本清張が、アウェイの女性誌で書いた小説群に着目。
そこに登場する女性主人公たちを、お嬢さん探偵、黒と白の「オールドミス」、母の不貞、不倫の機会均等といったキーワードを軸に考察し、昭和に生きた女たちの変遷を映し出すと同時に、読者の欲望に応え続けた作家の内面に迫る。
『GIRLS NOIR ガールズ・ノワール』霜月蒼(左右社)
世界に銃口を向ける女たちへ!血湧き肉躍る、苛烈なブックガイド。
ページから飛び出さんばかりのパッションで語られる、ミステリの「力」についての物語。
紹介される作品群の熱量と、著者の研ぎ澄まされた分析が見事に共鳴し、読者の購買意欲を限界まで引き上げます。「次に読むべき本」を探している人にとって、これほど信頼でき、かつ興奮させてくれるガイドはありません。ミステリというジャンルが持つ爆発力を、その身で体感してください。
探偵、スパイ、冒険、YA、サイコ・スリラー他、ジャンルの枠組みを超えて描かれてきた闘う女たちのミステリ。
世界的な盛り上がりを魅せる〈ガールズ・ノワール〉の源流から最前線までをミステリ研究家・霜月蒼が論じる。
『謎ときエドガー・アラン・ポー』竹内康浩(新潮社)
200年の時を経て、ポーの未解決事件が今、暴かれる!歴史的発見の書。
前作で日本人初のエドガー賞(評論・評伝部門)候補となった著者が、再びミステリの原点に挑みます。
教科書的な解説ではなく、テクストの中に隠された真犯人を追い詰めていく過程は、それ自体が極上の本格ミステリ。既成概念が音を立てて崩れ去る、歴史的発見の瞬間に立ち会える興奮は、他の本では決して味わえません。
ミステリの深淵を覗きたいなら、必読です。
米文学史にその名を刻む天才作家にして「推理小説の始祖」ポー。彼はなぜ1844年に発表した短篇「犯人はお前だ」を最後に推理小説を書かなくなったのか?
世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉(評論・評伝部門)で日本人初の最終候補、『謎ときサリンジャー』で小林秀雄賞を受賞した稀代の〈文学探偵〉が辿り着いた世紀をまたいだ「発見」とは?
作家解釈をも揺るがす震撼の論考。
『古典文学探偵譚集成』松井和翠
日本の古典に「ミステリの源流」を探る!マニアの探究心をくすぐる労作。
千年の時を遡り、日本人のDNAに刻まれた「謎解き」の源流を掘り起こす。
古典文学をミステリの文脈で読み解くという、知的で刺激的なアプローチに心が躍ります。私家版に近い形態でありながら、その内容はプロをも驚かせる緻密さと情熱に満ちています。
ミステリ愛好家としての誇りをくすぐる、知る人ぞ知る名著をコレクションに加える絶好の機会です。
『古典文学探偵譚集成<下>』のネット頒布を開始します。これは古典文学の中に隠れたる探偵譚5編の現代語訳と「探偵小説〝以前〟小史」を採録した一書です。
ブログ編集部による、第26回大賞予想!
【小説部門 大賞予想】
◎ 本命:『抹殺ゴスゴッズ』飛鳥部勝則
〇 対抗:『神の光』北山猛邦
今年の小説部門は超激戦ですが、話題性・インパクト・ミステリとしての圧倒的な質量(と執念)を考慮すると、『抹殺ゴスゴッズ』が戴冠するのではないかと予想します!15年ぶりの帰還という強烈なドラマ性だけでなく、ゴシックと本格が融合した予測不能の狂騒感は唯一無二です。
対抗馬は、日本推理作家協会賞でも高く評価され、「消失」の美学を極めた『神の光』。物理トリックの精緻さと幻想性のバランスが素晴らしく、本格ミステリとしてのストレートな完成度は随一です。
【評論・研究部門 大賞予想】
◎ 本命:『謎ときエドガー・アラン・ポー』竹内康浩
〇 対抗:『GIRLS NOIR ガールズ・ノワール』霜月蒼
評論部門は、ミステリの始祖であるポーに真っ向から挑み、エドガー賞ノミネートの世界的実績を持つ著者が放つ『謎ときエドガー・アラン・ポー』が大本命。
200年前のテクストから新たな真相を導き出すアプローチは、極上のミステリ小説を読むかのようなカタルシスがあります。
一方、現代の社会的な潮流やフェミニズム的視点を見事にミステリ評論に落とし込んだ『GIRLS NOIR』も非常に力強く、現在の読書界のトレンド(検索需要やSNSでのバズ要素)に最もマッチしているため、こちらの大賞受賞も十分にあり得ると見ています!
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最後に:今すぐ、脳が震える「謎」の深淵へ。
豪華な候補作が並んだ第26回本格ミステリ大賞、いかがでしたでしょうか。
並んでいる書影を眺めるだけで、これから味わえる知的な戦慄と極上のロジックに胸が高鳴ります。ここにあるのは、単なる読み物ではありません。作家が仕掛けた精巧な罠に挑み、自らの思考を研ぎ澄ませるという、ミステリファンだけに許された「最高の贅沢」そのものです。
大賞の発表を待つまでの間、候補作を片っ端から読み耽り、自分なりの「正解」を探す。そんな濃密な時間は、何物にも代えがたい快感を与えてくれるはずです。
「今、この瞬間の本格ミステリ」を全身で浴びて、脳が震えるような驚きをぜひ体験してください。あなたの手に取ったその一冊が、きっと新たなミステリの扉をこじ開けてくれるでしょう。
※セール・商品情報などは変更になる場合がありますので必ずご確認の上ご利用ください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
良い本と、良い出会いを。








