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【2026年版】コージーミステリーおすすめ小説15選|癒し系ミステリーの決定版

[本記事は広告を含みます]

コージーミステリー おすすめ小説 15選

「最近、刺激の強すぎるミステリーに少し疲れていませんか?」

 

そんなあなたに今こそ手に取ってほしいのが、「コージーミステリー」です。「コージー(Cozy)」とは「居心地が良い」という意味。凄惨な事件よりも、日常の延長線上にある「不可解な謎」を、お菓子やコーヒーの香りに包まれながら紐解いていく、温かなミステリーを指します。

 

これからご紹介するのは、足を踏み入れたら最後、ページを閉じる権利を剥奪される15の深淵です。

 

最初は「ちょっとした好奇心」だったはずが、気づけば物語の熱量に浮かされ、夜が明けるまでその謎解きと心中している……。そんな、脳が痺れるほど没入できる傑作だけを厳選しました。

 

準備が整った方から、この至福のリストへ進んでください。読み終える頃、あなたはもう、退屈なだけの日常には戻れなくなっているかもしれません。

 

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「日常」という名の迷宮へ。あなたを眠らせない15の物語

北村薫『空飛ぶ馬』

殺人事件がなくとも、日常はこんなに謎と驚きに満ちている。「日常の謎」ジャンルを確立した本作は、女子大生の「私」と落語家の円紫師匠が心の機微を解き明かす、気品ある連作短編集です。まるで極上の落語を一席聴いた後のような心地よい余韻が残ります。派手なトリックではなく、推理が持つ「優しさ」に触れたい時、静かに心に寄り添ってくれる名作です。

 

こんな人におすすめ

・美しい日本語と、知的な会話の応酬を楽しみたい

・殺伐とした事件より、日常に潜む心の謎を解きたい

・読み終えた後、いつもの風景を少し好きになりたい

「私たちの日常にひそむささいだけれど不可思議な謎のなかに、貴重な人生の輝きや生きてゆくことの哀しみが隠されていることを教えてくれる」と宮部みゆきが絶賛する通り、これは本格推理の面白さと小説の醍醐味とがきわめて幸福な結婚をして生まれ出た作品である。異才・北村薫のデビュー作。

 

■口コミ■
・「空飛ぶ馬」を含むこの小説集は、日本の推理小説のベスト・テンを選ぶとしたら、その中に入っていても全くおかしくないものだと思います。  

・殺人事件が起こらなくったってミステリになるし、悲劇を迎えないミステリだってある。ちょっとしたペーソスや、底意地の悪さはあるけど……。 名編揃いです。 推理小説が好きな人も、そうでない人も是非。 

 

 

近藤史恵『タルト・タタンの夢』

ビストロの三舟シェフが、皿に残された手がかりから客の事情を言い当てる絶品ミステリ。西島秀俊主演でドラマ化もされた本作は、料理の描写が芳醇で、読んでいるだけで空腹を覚えます。ほろ苦い人間模様をシェフの温かい推理が包み込む構成は、まるで丁寧に作られたコース料理のよう。心もお腹も満たされる、大人のためのグルメミステリです。

 

こんな人におすすめ

・料理のうんちくや、食欲をそそる物語が好き

・職人気質のプロフェッショナルが活躍する姿を見たい

・読後感が温かく、質の高い短編を少しずつ読み進めたい

客たちの巻き込まれた不思議な事件や謎を解くのはシェフ三舟商店街の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。シェフ三舟の料理は、気取らない、本当にフランス料理が好きな客の心と舌をつかむものばかり。
そんな彼が、客たちの巻き込まれた事件や不可解な出来事の謎をあざやかに解く。
常連の西田さんが体調を崩したわけは? フランス人の恋人はなぜ最低のカスレをつくったのか? 絶品料理の数々と極上のミステリをどうぞ! 

 

■口コミ■
・もはやこの美しい文章に感嘆するしかない。 美味しそうな料理、まるでパ・マルにいるみたいでよだれが出る。 

・本など久々で知り合いが面白いからと 進めて来た一冊。普段は最後まで中々読み切る事無く中途半端に終わる私が、短編集であるせいか、美味しい食べ物に誘われるように最後まで興味深々に読みきっていた。しかも、続編を探しているのは我ながら驚きです。 

 

 

坂木司『和菓子のアン』

デパ地下の和菓子店を舞台にした、甘くて奥深い「お仕事ミステリ」。和菓子の意匠や名前に込められた歴史を紐解くプロセスは知的興奮に満ちています。自信のなかった主人公が仕事を通じて居場所を見つける成長譚としても秀逸。読めば必ず和菓子屋へ走りたくなる、日本文化の豊かさと四季の優しさが詰まった、心に美味しい一冊です。

 

こんな人におすすめ

・仕事を通じて成長していく等身大の主人公を応援したい

・日本の伝統や季節の移ろいを大切にする心に触れたい

・和菓子のトリビアを楽しみながら、明るい気分になりたい

デパ地下の和菓子店「みつ屋」で働き始めた梅本杏子(うめもときょうこ)(通称アンちゃん)は、ちょっぴり(?)太めの18歳。
プロフェッショナルだけど個性的すぎる店長や同僚に囲まれる日々の中、歴史と遊び心に満ちた和菓子の奥深い魅力に目覚めていく。謎めいたお客さんたちの言動に秘められた意外な真相とは? 
読めば思わず和菓子屋さんに走りたくなる、美味しいお仕事ミステリー!

 

■口コミ■
・暖かい気持ちにさせてくれて、知識欲も満たしてくれた。読んで正解!!  

・なんだか気になっていた本をほんの気まぐれに選んで読んでみて、心がほっこりして、日本に産まれて歴史のあるなかの名のないただの一人になれて良かったなと思いました。和菓子の意味も知ることが出来て、たいして興味のなかった和菓子も食べないにしても意味を追求してみるのもまた一興だな。 

 

 

 

 

知念実希人『優しい死神の飼い方』

犬の姿で地上に降りた「死神」が、ホスピスで患者たちの未練(謎)を解消していくハートフル・ミステリー。犬視点のユーモラスな観察眼と、死を目前にした人々の救済が描かれ、涙なしには読めません。医療ミステリの名手が描く命の終わりの温かさは、読後の世界を優しく塗り替えてくれます。切なくも前向きになれる、癒やしの物語です。

 

こんな人におすすめ

・とにかく感動して、心の底からデトックスしたい

・犬の純粋な眼差しと、健気な活躍に癒やされたい

・「死」を怖いものではなく、温かい救済として捉えたい

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷……もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間 を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた――。
天然キャラの死神の奮闘と人間との交 流に、心温まるハートフルミステリー。

 

■口コミ■
・素晴らしい作品に出会った ! オモシロくて感動満載な一冊。健気な死神ワンコの活躍に心ほのぼの胸キュン♪ 最初からグイグイと引っ張られるように読んで...時間を忘れて一気に最終ページまで辿りついてしまってたw  

・美しいです。光景が本当に美しい。 文章も飽きさせない。 知念さんの中でも好きな作品です。 

 

 

米澤穂信『氷菓』

「やらなくてもいいことなら、やらない」省エネ少年が挑む、青春の苦味と輝きを秘めた謎。アニメ化や映画化でも話題となった本作は、学園ミステリの枠を超えた「若さゆえの残酷さ」を鮮やかに描き出します。鋭い論理構成と、読後に残る少しほろ苦い余韻。大人になった今だからこそ深く刺さる、青春ミステリの金字塔です。

 

こんな人におすすめ

・学生時代の、あの独特な空気感をもう一度味わいたい

・派手な展開よりも、緻密な論理と心理描写を重視したい

・青春の「明るさ」だけでなく「痛み」にも共感できる

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。
あるはずの文集をないと言い張る少年。そして『氷菓』という題名の文集に秘められた三十三年前の真実──。
何事にも積極的には関わろうとしない“省エネ”少年・折木奉太郎は、なりゆきで入部した古典部の仲間に依頼され、日常に潜む不思議な謎を次々と解き明かしていくことに。さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリ、登場! <古典部>シリーズ第1弾!! 

 

■口コミ■
・謎を「解き明かす」ことを通じて通じて主人公がどう変化していくのか。 そして何を感じ、彼の世界がどう変わっていくのか。 さわやかな読後感も含め、最高の青春群像劇であると断言できます。おすすめです。 

・登場人物の姿が簡単に思い浮かび、彼らの日常の会話を楽しみながら読めました。普段使わないような難しい言葉も出てくるので、すぐに調べられるKindle版をおすすめします。  

 

 

リチャード・オスマン『木曜殺人クラブ』

「老人ホームで余生を過ごす」という枯れたイメージを根底から覆す、英国流ユーモアと知性の結晶です。人生の黄昏時を迎えた4人の男女が、未解決事件に対して若者顔負けの行動力で挑む姿は、映画化も納得のエンターテインメント性。老いることの悲哀を滲ませつつも、それを上回る「生きる楽しさ」と「友情」が全編に溢れており、本格ミステリとしての質の高さと人間讃歌が見事に融合しています。

 

こんな人におすすめ

・英国風のウィットに富んだ会話劇を楽しみたい

・年齢を重ねることへのポジティブなイメージを持ちたい

・笑いあり涙ありの、極上のエンタメ作品に没頭したい

イギリスの引退者用施設、クーパーズ・チェイス。かつての修道院を中心に現代的な建築物が立ち並ぶこの施設では、敷地内の墓地と庭園を開発して新たな棟を建てようとする経営者陣に、住人たちが反発していた。
そんな中、元警官の入居者が持ち込んだ捜査ファイルをもとに、未解決事件の調査を趣味とする老人グループがあった。その名は〈木曜殺人クラブ〉。
一癖も二癖もあるメンバーばかりの彼らは、施設の経営者の一人が何者かに殺されたのをきっかけに、事件の真相究明に乗り出すことになるが――

 

■口コミ■
・ウイットに富んでいる。毎日読書しているけど、こんなに良かったのは久しぶりです。 映画化権も取得されたと書いてあったけど、ぜひ原作に忠実にしてもらいたいです。 

・いつもオーディブルで聴き放題のミステリを楽しんでるので有料版はお高いなぁと思ったけど、買って良かったです。 英国ミステリ界の層の厚さに脱帽。 もう何度聴き返したか知れません。 

 

 

 

 

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』

鎌倉の片隅にある古書店で、静かにページをめくるように謎が紐解かれていく。人見知りだが古書の知識は並外れている店主・栞子さんが、本にまつわる人の想いを解読する姿は、テレビドラマや映画など数多くの映像作品でも描かれました。本そのものの価値だけでなく、前の持ち主が本に託した「物語」を読み取る展開は、本を愛する全ての人への賛歌。古都の静謐な空気感と、本のインクの匂いが漂ってくるような雰囲気たっぷりな名作です。

 

こんな人におすすめ

・古本屋独特の、静かで落ち着いた空気が好き

・本にまつわる歴史やトリビアを知るのが楽しい

・内気な天才が知識を武器に活躍する姿に惹かれる

鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋 「ビブリア古書堂」。
そこの店主は古本屋のイメージに合わない、若くきれいな女性だ。だが、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。
だが、古書の知識は並大抵ではない。人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、いわくつきの古書が持ち込まれることも。彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見てきたかのように解き明かしていく。
これは栞子と奇妙な客人が織りなす、“古書と秘密”の物語である。

 

■口コミ■
・鎌倉や大船付近の地形を思い出しながら、古本という地味な静かな、でも、実は奥深い想像力を駆り立てる”物”を巡るミステリー、素敵でした。 

・先日、友人から勧められて読み始めました。あまり、集中力のない私が時間を忘れてしまいました。 この本の魅力は、三上延さんの文章(表現)にあると思います。非情に読みやすく、かつ情景がありありと想像できます。 また、日本近代文学にもっと触れてほしい。馴染みのない人にも、若い人にも読んでほしいという気持ちがこの作品の原動力なのではと感じました。古書の魅力が十分に伝わりました。 

 

 

リス・ボーエン『貧乏お嬢さま、メイドになる』

王位継承権34位という身分でありながら、破産寸前で自立を余儀なくされたお嬢さま・ジョージー。彼女が慣れない家事やメイド修行に奮闘しながら、ロンドンの社交界や屋敷で起こる事件を解決していく姿は、とにかくチャーミングで応援したくなります。英国王室をとりまく華やかな雰囲気と、庶民の暮らしのギャップがユーモラスに描かれ、ドラマ化を熱望されるほどの人気シリーズ。読後感は驚くほど爽快で、逆境さえも楽しみに変えてしまう彼女のタフさに、心がパッと明るくなる傑作です。

 

こんな人におすすめ

・華やかな英国貴族の世界と、泥臭い奮闘劇の両方を楽しみたい

・失敗してもめげない、キュートで前向きな主人公に癒やされたい

・時代背景を感じさせる、情緒豊かな歴史ミステリーに没頭したい

20世紀初頭のスコットランド。
王位継承権は34番目、英国王族のはしくれであるジョージーの暮らしは、公爵令嬢とは名ばかりの貧乏生活。
そんな隙間風の吹く古城を飛び出し、思いきってロンドンでメイドを始めることに。
慣れない掃除に四苦八苦しながらも、使用人から見た貴族の生活は、驚きと謎に満ちていて意外に面白い?
……と思ったら、なんと本物の殺人事件に巻きこまれてしまい!?
王妃さまからこっそり頼まれた任務を抱えながら、ジョージーは殺人事件の手掛かりをさぐることに!

 

■口コミ■
・本作は、軽いタッチですいすい読めました。 古き良きイギリスの雰囲気と、おいしい物もたくさんでいています。 イギリス好きにはお勧め。  

・久しぶりに魅力的な小説に出会いました。 主人公ジョージーは貧乏とはいえお嬢様、現代の私たちとは生活の感覚が違いますが、兄から独立しようとする中で『庶民』になる事にも楽しみを見出していきます。その前向きさはとても魅力的です。 

 

 

大崎梢『配達あかずきん』

書店員たちの奮闘を描く、リアルな「お仕事ミステリ」。現場の舞台裏や本にまつわる専門知識が織り交ぜられ、本好きにはたまらない臨場感があります。著者の実体験が活かされたストーリーは、働くことの喜びや苦労を等身大で映し出します。ミステリとしての爽快感も抜群で、読後は本屋さんに立ち寄りたくなる、ビタミン剤のような一作です。

 

こんな人におすすめ

・書店や図書館など、本に囲まれた場所が落ち着く

・働く女性のリアルな日常と成長を描いた物語が好き

・日常の困りごとを解決していく、軽快なテンポを楽しみたい

しっかり者の杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が働くのは、駅ビルの六階にあるごくごく普通の書店・成風堂。近所に住む老人から渡された「いいよさんわん」という謎の探求書リストや、コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性に、配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真……。
杏子と多絵のコンビが、成風堂を舞台にさまざまな謎に取り組んでいく。元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、初の本格書店ミステリ。シリーズ第1弾。

 

■口コミ■
・登場人物たちがチャーミングで、小気味いいやりとりに癒される。 ミステリだけど読みやすく、あっという間に読了してしまった。  

・手放しで面白くて一気読みしました。 これから本屋さんへ行くのがもっと楽しみになりそうです。 日常にミステリーは溢れているんですね♪ 読んで元気になりました。ありがとうございました! 

 

 

 

 

緑川聖司『晴れた日は図書館へいこう』

静謐な図書館を舞台に、新米司書が「本」にまつわる奇妙な謎を紐解く連作短編集です。児童文学の枠を超えて愛される本作は、図書館という閉塞的な場所から、一冊の本を通じて外の世界へと読者を連れ出す力強さを持っています。司書という「知の守護者」が誰かの記憶や言葉を見つけ出し、絶望の淵にある人々を再生させていく過程は、まさに静かなヒーローの物語。本を愛する全ての人に贈る、優しくも信念に満ちた人気シリーズの第一作です。

 

こんな人におすすめ

・図書館の静かな空気が好きで、本を通じた温かい交流に触れたい

・自分の居場所を見失い、新しい一歩を踏み出す勇気が欲しい

・誰かの大切なものを守り抜く、信念のある物語に没入したい

茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。
そこでは、日々、本にまつわるちょっと変わった事件が起きている。
六十年前に貸し出された本を返しにきた少年、次々と行方不明になる本に隠された秘密……
本と図書館を愛するすべての人に贈る、とっておきの“日常の謎"。

 

■口コミ■
・読書好きな少女の成長を、周囲の大人が温かく見守る、心温まる物語です。その過程で「日常の謎」が解かれていきますが、その謎じたいが少女の成長と機を一にしている。見事な構成です。 気持ちよい読後感、久しぶりの収穫です!!! 

・美味しそうなお食事やハーブティが登場して美味しそうな香りも漂い、 さらに優しいタッチの挿絵が想像力を膨らませます。 この本を書いた作者に、心より感謝します。 

 

 

加納朋子『ななつのこ』

短編一つ一つが童話のような輝きを放ち、全体で一つの大きな愛の物語を形作る連作短編集。作家と読者の間の「文通」を通じて謎が解き明かされていく構成は、どこまでも優しく幻想的です。かつてドラマ化もされた本作には、悪意さえも善意で包み込むような透明感があり、人の心の奥底にある「光」を信じさせてくれます。静かな夜に一人で読み返したくなる、宝物のようなミステリです。

 

こんな人におすすめ

・手紙という、時間がゆっくり流れるコミュニケーションの世界に浸りたい

・殺伐とした現実を忘れ、寓話的な優しさに満ちた謎解きを楽しみたい

・読み終えた後、世界がいつもより少しだけ綺麗に見える感覚を味わいたい

ファンレターとラブレターは、勢いで出すに限るのだ。
――短大に通う十九歳の入江駒子は『ななつのこ』という本を衝動買いし、読了後すぐに作者へファンレターを書こうと思い立つ。先ごろ身辺を騒がせた〈スイカジュース事件〉をまじえて長い手紙を綴ったところ、思いがけなく「お手紙、楽しく拝読致しました」との返事が。さらには、件(くだん)の事件に対する、想像という名の“解決編”が添えられていた! 
駒子が語る折節の出来事に打てば響くような絵解きを披露する作家佐伯綾乃、二人の文通めいたやりとりは次第に回を重ねて……。

 

■口コミ■
・なんとも気持ちがよく それでいてミステリアス そしてえっ!と驚く事も入れてある 絶対読んで損は無いと思う。 

・一気に読んでしまうのがもったいない位、面白い本です。一話毎に次のお話が楽しみで、本を読み終えるのが残念な気がしました。 また最初から読むと思います。 

 

 

似鳥鶏『理由あって冬に出る』

芸術系高校の吹奏楽部を舞台に、賑やかな部員たちが「音楽室の幽霊騒動」などの謎に挑みます。漫才のような掛け合いで笑わせながら、提示されるロジックは極めて硬派な本格ミステリ。部活動という限られた場所で、若さゆえの悩みや友情が謎解きと交差する様は痛快です。コミカルな軽快さと、本格的なパズルを解く楽しさを同時に味わえる、満足度の非常に高いエンターテインメント作品です。

 

こんな人におすすめ

・賑やかなキャラクターたちの会話劇で、たくさん笑いたい

・部活に打ち込んだあの熱い日々を、ミステリを通じて追体験したい

・ユーモアの裏に隠された、鮮やかな伏線回収の快感を味わいたい

某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい――。
吹奏楽部は来る送別演奏会のための練習を行わなくてはならないのだが、幽霊の噂に怯えた部員が練習に来なくなってしまった。かくなる上は幽霊など出ないことを立証するため、部長は部員の秋野麻衣とともに夜の芸術棟を見張ることを決意。
しかし自分たちだけでは信憑性に欠ける、正しいことを証明するには第三者の立ち合いが必要だ。……かくして第三者として白羽の矢を立てられた葉山君は夜の芸術棟へと足を運ぶが、予想に反して幽霊は本当に現れた! 
にわか高校生探偵団が解明した幽霊騒ぎの真相とは?

 

■口コミ■
・青春時代の懐かしさや、友人との絆、そして謎解きの楽しさを再確認することができる。 学園ものが好きな読者や、ライトミステリーを楽しみたい読者にとっては、必読の一冊です。 

・非常に読みやすい。内容的にも軽めで、また、文庫で250ページという分量も、そこそこの長さはあるものの、冗長にならず、気軽に読むことが出来るので、割と広く誰でも読めるのではないかと思う。 

 

 

 

 

岡崎琢磨『珈琲店タレーランの事件簿』

京都の路地裏にある珈琲店で、女性バリスタがコーヒーを挽くように鮮やかに謎を解きほぐします。コーヒーに関する深い知識と京都の情緒あふれる描写が重なり、読者の五感を刺激します。ドラマ化もされた本作は、一杯の珈琲がもたらす安らぎと、解明された謎が残す心地よい余韻が見事に融合しています。知的な会話と優雅な雰囲気を楽しみながら、日常の喧騒を忘れたい時に最適な一冊です。

 

こんな人におすすめ

・美味しいコーヒーの香りに包まれているような読書体験をしたい

・京都の風情ある街並みを散策するような気分で物語を楽しみたい

・洗練された論理と、キャラクターの魅力が両立した作品を読みたい

女性バリスタの趣味は――謎解き! 理想の珈琲を追い求める青年が、京都の一角にある珈琲店「タレーラン」で、のっぴきならない状況に巻き込まれて……。
魅惑的な女性バリスタが解き明かす日常の謎の数々です。第10回『このミステリーがすごい! 』大賞最終候補作に、徹底的に手を入れて生まれ変わった、編集部推薦の「隠し玉」。

 

■口コミ■
・家内の本棚を物色していたところタイトルに珈琲の文字があったので読み始めました 後から知ったのですが多くの読者を魅了したようですね 私もご他聞に漏れず感動した一人で残りページ枚数が少なくなるのが残念でした 

・すっごく良かったです。 コーヒー好きにはたまらないです。 出てくる銘柄のコーヒーを探したり、京都に行きたくなります。 京都でカフェめぐりやコーヒーめぐりをしたくなりました。 

 

 

リース・ボウエン『巡査さん、事件ですよ 英国ひつじの村』

都会からウェールズの平穏な村へと赴任した若き巡査エヴァンが、偏屈な村人たちに翻弄されながらも真実を追う、心温まるシリーズ。閉塞的な村社会で「法」を守る責任と、誰かの守護者になることの重みがドラマチックに描かれます。のどかな羊の村の情景と、誠実な謎解きが疲れた心に救済を与える傑作です。

 

こんな人におすすめ

・田舎町の濃厚な人間模様と、そこに潜む不思議な事件を覗いてみたい

・若き主人公が誠実に仕事と向き合い、信頼を築いていく過程を応援したい

・読後、温かいお茶を飲んだ後のような安らぎと爽快感を味わいたい

雄大な自然の広がるイギリス、ウェールズ地方。険しいスノードン山の麓の村では、あちこちをひつじが歩き回るのどかな風景がひろがっていた。そんな村へ巡査として赴任してきたエヴァン。都会で起こる事件に疲れ、幼い頃に家族で暮らした村へ戻ってきたのだ。
ここでの巡査の仕事は畑荒らしや迷い猫の捜索に、住民どうしのけんかの仲裁。悩み事といえば、大家さんの作る食事がおいしすぎてズボンがきつくなり始めたことと、パブのウェイトレスが猛アタックをしてくることだった。そんなある日、スノードン山で死体が発見された。
本署からやってきた警察官は不幸な事故と決めてかかるが、山をよく知るエヴァンにはどうしてもそうは思えず……!?

 

■口コミ■
・訳がうまいので、面白かった。主人公の実直さがよく出ているし、それにからんでくる二人の女性もいい。 全体的に上品な作品だと思った。 

・重厚な本格物は好きだけど、たまには軽い物で息抜きしたい、でも、あまり軽すぎるのも…という向きにオススメかな、と思います。 ウェールズの田舎の自然にも癒されます。 

 

 

宮部みゆき『我らが隣人の犯罪』

普通の人々が、日常のトラブルや小さな悪意に知恵と勇気で立ち向かう、宮部みゆきの原点。特別な力を持たない「隣人」が誰かのために一歩踏み出し、鮮やかな救済をもたらす姿はまさに日常のヒーロー。閉塞感のある日々が機転と優しさで再生していく様は、心に温かな光を灯してくれます。

 

こんな人におすすめ

・日常の些細な出来事の中に、深い人間ドラマを見出したい

・勇気を持って状況を変える普通の人々に共感し、明日への活力を得たい

・ユーモアと毒気が絶妙に混ざり合う、初期宮部作品のキレを味わいたい

僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。
僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。
僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐"したのだが…。

 

■口コミ■
・とても面白かったです。自分の好みにヒットしました。お勧めです 気負わずにさらっと読める作品でした  

・「よくこんなストーリーを考えついたもんだなあ!」と感心した。凡人には、考えも及ばない。 

 

 

コチラも合わせてチェック!

 

 

 

 

 

 

まとめ:日常の謎は、あなたの心を解き放つ鍵になる

全15作品、お疲れ様でした。気になる一冊は見つかりましたか?

 

今回ご紹介したコージーミステリーに共通しているのは、解決されるのが単なる「事件」ではなく、その裏側にある「誰かの孤独」や「止まってしまった時間」であるということです。

 

凄惨なニュースや、先の見えない閉塞感に心が少し疲れてしまったとき、これらの物語は温かい飲み物のようにあなたを内側から温め、「日常も捨てたもんじゃないな」と思わせてくれるはずです。

 

ページを開けば、そこにはあなたを待っている「静かなヒーロー」たちがいます。今夜はスマホを置いて、至福のミステリーの世界へ旅立ってみませんか?

 

 

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