
天地創造から善悪の戦い、そして輪廻の思想まで――。
壮大で神秘的な世界観を描く【インド神話】は、世界三大叙事詩「マハーバーラタ」「ラーマーヤナ」をはじめ、数千年にわたる叡智と哲学が詰まった物語群です。
しかしその奥深さゆえに、「登場人物が多すぎて混乱する」「難しそうで手が出せない」と感じる人も少なくありません。
実は近年、そんな初心者でも楽しく読める“わかりやすい入門書”が続々登場しています。
この記事では、インド神話の神々・英雄・世界観を物語として味わいながら理解できる、おすすめの良書を厳選してご紹介します。
古代インドの叡智に触れながら、ヒンドゥー思想の根底に流れる「生と死」「運命と自由」の物語を、ぜひこの機会に旅してみてください。
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インド神話の世界に深く旅立とう
インド神話 マハ-バ-ラタの神々 / 上村 勝彦 (著)
悠久の時間と広大な自然に育まれたインド神話の世界を原典から平易に再現した紹介書。
ヴェーダ聖典中の神々と神話から始まり、大叙事詩『マハーバーラタ』を中心として重要な神話を選び出し、他の伝承と比較することにより、有名なインド神話を可能な限り網羅した。
不死の霊水アムリタ(甘露)を手に入れるため、神々と悪魔たちとが協力し、マンダラ山を棒にして大海を攪拌する「乳海攪拌」の神話、雨を降らせるため天女が仙人を誘惑する「一角仙人伝説」、猪・人獅子・朱儒・ラーマ・クリシュナなどに化身して、悪魔と闘うものたちを助ける「ヴィシュヌの十化身」、最も崇拝を集めるクリシュナの偉業に関する伝説などを含む。
・マハーバーラタの神話を中心に据えながらも、マーラーヤナ等と差異がある場合は併記して違いを解説するなどとても充実した内容であり、また、その神話にどういう意図があるのかなどの説明があるのでバラモン教・ヒンドゥー教の思想、仏教との比較などの理解に大変役立ちます。 しかし読んでいて思うのが「神々の王」インドラ神の小物ぶり。なんで王なのか・・・
マハーバーラタ入門 インド神話の世界 / 沖田瑞穂 (著)
ここに存するものは他にもある。しかし、ここに存しないものは、他のどこにも存しない―
神話・教説・哲学が織り込まれた古代インド叙事詩『マハーバーラタ』。
18巻・十万詩節からなるヒンドゥー教の聖典を1冊にまとめた画期的入門書! !
英雄・アルジュナ、宿敵・カルナ、ヴィシュヌの化身・クリシュナ、絶世の美女・ドラウパディー…。神々・英雄たちが活躍する今話題の『マハーバーラタ』が一冊で丸わかり!
・あの長大な叙事詩をこれだけのページ数に収めたというだけでなく、一般的にわかりやすい物語に落としこむという妥協をせず、あくまで原典を外すことなく解説を試みているという点で画期的な入門書。筆者のマハーバーラタへの真摯な姿勢がうかがわれる。 入門書はあくまで入口であり、その背後に莫大な世界が広がっているものだが、この書はそのエッセンスを間違いなく嗅ぎ取らせてくれる。マハーバーラタを知りたいという読者には必読の書。そのぶん、柔らかくはないが、上村勝彦氏の足跡を継ぐものであると考える。
インド神話物語 マハーバーラタ 上 / デーヴァダッタ・パトナーヤク (著)
インド神話の壮大な叙事詩『マハーバーラタ』の物語を再話し、挿絵つきの読みやすい物語に。
背景となる神話やインドの文化をコラムで解説。英語圏で15万部を売り上げている、
マハーバーラタ入門として最適の一冊。
・ゲームの影響で読み始めましたが、まあ止まらない止まらない。スタートからずっと話が濃すぎてツッコミどころ満載です。下まで読破しました。キャラ萌え以外で1番気に入ったのは性転換の泉にうっかり突っ込んでしまった元男(シヴァの呪いなので完全解呪ならず月の半分は女)と父からの呪いで性別がなくなってしまった子が無事ラブラブカップルになるところです。ほんまにそんな逸話があるんかいなと思った人はぜひ一読をおすすめします。
インド神話 / 沖田 瑞穂 (編集, 翻訳)
原初の海にただよう黄金の卵から世界が生まれ、悪魔と神々が協力して乳の海から不死の飲み物を生み出す。
シヴァやインドラたちが束になってもかなわない悪魔の軍勢を打ち負かす女神たち。
ふしぎな力を操る聖仙たち。
ヴェーダ神話やヒンドゥー教の、ゆたかな神話の世界を原典から語り下ろす。世界のさまざまな神話への扉となる解説付き。
いちばんわかりやすい インド神話 / 天竺 奇譚 (著)
バーフバリ、FGO、女神転生、3×3EYES…など
映画、アニメ、ゲームの原点がここに!
ファンタジーを楽しむようにすらすら読めて一気にわかる!―――人間味あふれる神々は、迷い、戦い、愛に生きる。
ラーマ、クリシュナ、シヴァ、ガネーシャ…。
インド神話の歴史は古く、インド最古の聖典『リグ・ヴェーダ』に遡ることができます。
ヴェーダが生まれるよりも千年以上昔に、高度な都市文明「インダス文明」がありました。
インド神話とは、インダス文明から現代まで約4500年もの長い間、
脈々とインドで受け継がれてきた神々の物語の集大成なのです。
強烈な個性をもつ神々は、ときに迷い、ぶつかりあい、
愛に生きる忘我混沌の物語を繰り広げます。
複雑な印象のインド神話ですが、本書では、豊富な図表や美しいイラスト、
物語調の解説を用いて、その魅力を余すことなく伝えます。
・それぞれの神様の関係や雑学も手に入るのでとても読みやすく、本当にわかりやすかったです。 インド映画の理解が深まりました。 導入編としておすすめです。
ゼロからわかるインド神話
壮大かつ変幻自在 圧倒的迫力の物語!!
ヴィシュヌ、シヴァ、インドラ、ラクシュミー、ガネーシャなど、インド由来の神々は、仏教などに取り入れられたり、エンターテインメントのキャラクターとして登場したり、現代日本においても様々な顔で親しまれている。そんな多様で個性的な神々を、ヴェーダ時代とヒンドゥー時代における信仰の変遷から、叙事詩「ラーマヤーナ」「マハーバーラタ」の物語まで、壮大かつ、神秘的な世界を一挙紹介!
・漫画チックなイラストと共に、 インドの神々のエピソードが紹介されています。
※セール・商品情報などは変更になる場合がありますので必ずご確認の上ご利用ください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
良い本と、良い出会いを。






