「犯人は、きっとこの中にいる――」
2025年6月は、ミステリーファン必見の新刊が勢ぞろい。
人気作家の最新作から、完成度の高い新人作まで、注目作が目白押しです。
たとえば、貫井徳郎『不等辺五角形』は、証言が食い違う心理劇。
さらに、魔女裁判×リーガルミステリーやマッチングアプリ殺人事件など、ジャンルも多彩。
この夏、読むべき“謎”がここにある――
話題の新作から、あなたの一冊を見つけてください。
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2025年6月発売の注目ミステリー小説
魔女裁判の弁護人 / 君野 新汰 (著)
16世紀の神聖ローマ帝国。法学の元大学教授のローゼンは旅の道中、ある村で魔女裁判に遭遇する。
水車小屋の管理人を魔術で殺したとして告発されていたのは少女・アン。法学者としてアンを審問し、その無罪を信じたローゼンは、村の領主に申し出て事件の捜査を始めるが――。
魔女の存在が信じられていた社会を舞台に、法学者の青年が論理的に魔女裁判に挑むリーガルミステリー!
レイライン THE LOST SWORDs / 榊 正志 (著)
天叢雲剣【あめの/むら/くもの/つるぎ】の所在を研究する考古学者・桜井康造が何者かに惨殺され、その遺品である手帳を持つ、娘の考古学者・桜井哲子、そして彼女の身を守る使命を受けた刑事・進藤志郎を狙い、次々と魔の手が2人に襲いかかってくる。「日本」という国の定義が、根幹から覆されてしまうかもしれない、手に汗握るサスペンス・ストーリーから、あなたも目が離せない!
不等辺五角形 / 貫井 徳郎 (著)
避暑地の別荘で、事件は起こった。三十歳を間近に控え、久しぶりに顔を揃えた五人の男女。
インターナショナルスクールで出会って以来二十年以上の付き合いになる重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は、海外赴任が決まった重成の送別も兼ねて、葉山にある聡也の別荘で旧交を温めていた。
ところが深夜、雛乃が頭から血を流した状態で死体となって発見される。
続けて梨愛が「私が殺したの」と告げ、警察に連行されてしまう。
五人の関係は、一夜にしてひとりが被害者に、ひとりが被疑者になる悲劇へ転じた。
幼馴染みの面会も拒否し、殺害の動機を語ろうとしない被疑者。弁護士は、残された関係者三人の証言をあつめる。
しかし、同じ出来事を語っていても、当事者たちの思惑は三者三様に異なり、証言を重ねるごとに人物像と関係性はめまぐるしく変貌していく。
果たして五人の間には何があったのか。
あの夜、なぜ事件は起きたのか。関係者の証言から展開される、息を呑む心理劇の結末は――。
栞と噓の季節 / 米澤 穂信 (著)
猛毒の栞をめぐる、幾重もの嘘。
高校で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門。
ある放課後、図書室の返却本の中に押し花の栞が挟まっているのに気づく。
小さくかわいらしいその花は――猛毒のトリカブトだった。
持ち主を捜す中で、ふたりは校舎裏でトリカブトが栽培されているのを発見する。
そして、ついに男性教師が中毒で救急搬送されてしまった。
誰が教師を殺そうとしたのか。次は誰が狙われるのか……。
「その栞は自分のものだ」と嘘をついて近づいてきた同学年の女子・瀬野とともに、ふたりは真相を追う。
直木賞受賞第一作は、著者の原点とも言える青春ミステリ長編!
死のマッチング・アプリ / L M チルトン (著)
“イイネ”してはいけない! 衝撃の現代ミステリ
長年の交際が破局したバリスタのグウェンは、一念発起してマッチング・アプリに登録する。だがなかなかデートはうまくいかず、それどころかこれまでのデート相手が次々に殺されてしまう!どうやらグウェンがこれまでデートしたすべての相手を殺そうと狙っている連続殺人犯がいるようで……!?
数学の女王 道警 沢村依理子 / 伏尾 美紀 (著)
江戸川乱歩賞受賞作『北緯43度のコールドケース』シリーズ!
爆弾魔の真のターゲットは?
博士号を持つ異色の警察官が札幌で発生した爆破事件に挑む。
「伏尾美紀は日本の警察小説を変える作家になるのかもしれない」杉江松恋(解説より)
圧倒的ストーリーテリング。骨太の警察ミステリー。
下請スパイの焦燥 / 亀野 仁 (著)
二○○○年、N.Y.で海外撮影コーディネーターをしていたおれ(野上悠・通称ユウ)は、バクチの借金を肩代わりしてくれた女の依頼を引き受けた。
おれの会社は、日本の広告代理店などから、欧米を中心に世界中の海外撮影を請け負っている。
この撮影に乗じた依頼(=内職)は某諜報機関の極秘ミッションで、おれの運命は……。
『このミス』大賞・文庫グランプリ受賞作家が、約10年のN.Y.での経験を元に描くコミカル&スタイリッシュ・アクション。
異次元のエンターテインメント開幕!
うちの子が犯人なわけない / サラ・ハーマン (著)
若い頃、フローレンスはスパイスガールズの二番煎じみたいなガールズバンドでデビューしたものの、鳴かず飛ばずのまま引退。
30歳のいまはバルーンアートの仕事でなんとか糊口をしのぐ日々。
そんな彼女のたったひとりの味方は、10歳の息子ディランだけ。
口が悪くて破天荒、行き当たりばったりのフローレンスにはママ友なんて一人もいない。
だがある日、その大事なディランに「誘拐犯」の疑いが!
クラスメイトが校外学習中に行方不明になり、その子のリュックがなぜかディランの部屋に隠されていたのだ。
あらゆる証拠がディランの犯行を示しているけど、そんなこと関係ない!
フローレンスはせっせと証拠を隠滅するかたわら、真犯人を捜すことに。
息子の危機をきっかけに破天荒ママが人生を立て直していく、笑いと涙に溢れたコージーミステリ。
イーストレップス連続殺人 / フランシス・ビーディング (著)
海辺の保養地で住人が次々と殺される。
「イーストレップスの悪魔」の正体とは?“ありそうもないこと”を具象化した
グロテスクな犯人像に脳のざわめきが止まらない。
犯罪小説とフーダニットの区分を帳消しにする早すぎた傑作。
――法月綸太郎氏(作家)
寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理 / 三津田 信三 (著)
大学生の瞳星愛は、友人の皿来唄子に誘われ、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。
「山神様のお告げ」で決まったというこの婚姻は、「嫁首様」なる皿来家の屋敷神の祟りを避けるため、その結婚相手から儀礼に至るまで、何もかもが風変りな趣向が施されていた。
婚礼の夜、花嫁行列に加わった愛は、行列の後ろをついてくる花嫁姿のような怪しい人影を目撃する。
そして披露宴を迎えようというその矢先、嫁首様を祀る巨大迷路の如き「迷宮社」の中で、奇怪な死体が発見された――。
作家であり民俗学研究者、そして名探偵としても知られる刀城言耶の怪異民俗学研究室、通称「怪民研」に出入りし、言耶の助手にして素人探偵の天弓馬人と共に数々の怪異譚の謎に挑んできた愛は、皿来家分家の四郎と共に事件の謎解きに挑むことになるのだが……。
アミュレット・ホテル / 方丈貴恵 (著)
〈アミュレット・ホテル〉は犯罪者の楽園。
滞在中、2つのルールさえ遵守すれば、警察の介入は一切なく、銃でも偽造パスポートでもルームサービス可能、どんな非合法なサービスでも受けられる犯罪者御用達ホテルだった。守るべきルールは以下の二つ。
①ホテルに損害を与えない②ホテルの敷地内で傷害・殺人事件を起こさない。そんな絶対的ルールが破られる時、ホテル探偵が独自の捜査で犯人を追い詰め、相応の対価を支払わせる。
ホテル探偵VS犯罪者の頭脳戦、濃密なロジックで犯人を炙りだす本格ミステリー。
骸の鍵 / 麻見和史 (著)
駅前のコインロッカーから見つかった女性の左腕。「ロックスミス(錠前師)」を名乗る犯人はヒントとなるメッセージとロッカーの鍵を残しており、引き続き身体の切断片を捜すよう指示してくる。
筋読みに優れた女性刑事・城戸葉月を中心とした警視庁捜査一課殺人犯捜査第6係は都内を奔走する。はたしてロックスミスが仕掛けた罪深いゲームの真意とは? 長編警察ミステリー。
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