真犯人は誰なのか――
昭和・平成・令和をまたぐ未解決事件の“深層”に、今こそ迫る。
大胆な現金強奪で「完全犯罪」と呼ばれた3億円事件。
企業を揺さぶり、世間を挑発し続けたグリコ・森永事件。
国家権力の中枢を狙った衝撃の警察庁長官狙撃事件。
ヒ素混入で死者を出し、冤罪の疑いが拭えぬ和歌山毒物カレー事件。
そして57年を経てようやく無罪が言い渡された袴田事件――。
日本の犯罪史には、いまだに真相が語られていない“闇”が残されています。
本記事では、それら未解決事件・冤罪事件の真実に迫るノンフィクション、関係者の証言、記者による渾身の取材本を厳選してご紹介。
「なぜ犯人は捕まらなかったのか?」
「なぜ誤った判決が下されたのか?」
「真実は、本当に隠されたままなのか?」
読み進めるほど、あなたの中の“探究心”が目覚めるはずです。
迷宮入りした事件の向こう側にある、もうひとつの日本を覗いてみませんか?
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未解決事件を読み解こう
グリコ・森永事件
1984年、江崎グリコ社長が誘拐される事件を発端に、大手食品企業を狙った脅迫・毒物混入事件が相次いだ「グリコ・森永事件」。
犯行グループは“かい人21面相”と名乗り、警察やマスコミを翻弄する挑発的な声明を繰り返しました。
青酸入り菓子のばらまきや企業への脅迫、そして大胆不敵な犯行予告…。
監視カメラ映像には“キツネ目の男”が映っていたものの、犯人はついに逮捕されず、2000年に時効が成立。
「何者が、なぜ、ここまで徹底した犯罪を?」――今なお、謎が多すぎる未解決事件です。
キツネ目 グリコ森永事件全真相 / 岩瀬達哉 (著)
147通にも及ぶ膨大な脅迫状、600点以上の遺留品、さらには目撃、尾行までされながら、ついに時効の彼方へと逃げ込んだ「グリコ森永事件」犯人グループ。
その中心人物、かつ司令塔となったのが、「キツネ目の男」だった。
グリコの江崎勝久社長を自宅から拉致して監禁、身代金を要求するという「実力行使」から、青酸入りの菓子と脅迫状の組み合わせによって裏取引し、企業からカネを奪おうとする「知能犯罪」、そしてメディアや世論を巻き込んだ劇場型のパフォーマンスまで、日本の犯罪史上に残る空前絶後の事件だ。
しかし、犯人グループは、その「痕跡」を消しきれていなかった。
当時、第一線で捜査にあたった刑事、捜査指揮した警察幹部、犯人グループと直接言葉を交わした被害者、脅迫状の的になった企業幹部など、徹底した取材で事件の真相をえぐり出す。
「少なくとも6人いた」という犯人グループの、役割分担、構成にまで迫る!
「キツネ目と仲間たち」の全貌が、闇の向こうから浮かび上がる――。
未解決事件 グリコ・森永事件捜査員300人の証言 / NHKスペシャル取材班 (著)
その男が振り向いた時、捜査員を恐怖が襲った。
サングラスの奥に光る釣り上がった目──キツネ目の男だった。
「Fがいた!職質したい!」。
しかし、捜査本部は尾行を指示。男は姿を消し、犯人逮捕の最後のチャンスは潰えた。
日本列島を震撼させた空前の劇場型犯罪。
警察はなぜ敗れたのか。
元捜査関係者たちが初めて重い口を開く。
NHKスペシャル取材班が総力をあげて迫る未解決の「真相」。
グリコ・森永事件「最終報告」 真犯人 / 森下 香枝 (著)
前代未聞の劇場型犯罪「グリコ・森永事件」を首謀した「かい人21面相」とは誰なのか。
1通の手紙から新たに浮上した犯人像は、5億4千万円を奪って時効を逃げ切った「史上最大の銀行強盗」と同一人物だった! 昭和史最大の謎の真相に迫るノンフィクション。
警察庁長官狙撃事件
1995年3月、東京都荒川区で当時の警察庁長官・國松孝次氏が何者かに狙撃された「警察庁長官狙撃事件」。
通勤中の官舎前で至近距離から銃撃され重傷を負うも、一命を取り留めました。
オウム真理教の関与が疑われ、教団幹部が逮捕されるも証拠不十分で不起訴に。
現場には監視カメラ、目撃情報もあったにもかかわらず、犯人は特定されず時効成立。なぜ“国家権力の中枢”が狙われ、しかも犯人が捕まらなかったのか?
日本の闇を象徴する、謎深き未解決事件です。
宿命 警察庁長官狙撃事件 捜査第一課元刑事の23年 / 原 雄一 (著)
警視庁捜査第一課伝説の刑事・原雄一氏による待望の手記。
1995年3月30日朝、東京・荒川区において、國松孝次警察庁長官が何者かに狙撃された。警視庁は、当時の社会情勢等から、オウム真理教団による組織的テロと見て、警察の威信をかけた大捜査を展開、2004年に至り、オウム真理教関係者の逮捕にこぎつける。しかし、被疑者らが起訴されることはなく捜査は迷走し、2010年3月、多くの謎を残したまま事件は時効を迎えてしまった。
実は、この捜査の陰で、濃厚な容疑を持つ人物が浮上していた。その人物は民兵組織の結成を目指した「中村泰」。
中村の内偵を進めた原氏は、徹底抗戦する中村の取調べを継続し、ついに中村から、警察庁長官を狙撃した自供を引き出す。
そして、その供述は、現場の状況に合致して迫真に富み、犯人しか知り得ない内容に満ちていた。
原氏が率いる捜査班は、幾多の困難を克服しながら中村の捜査を推し進め、多くの証拠を蓄積していくが、中村が立件されることはなかった。
なぜ、中村の捜査は封印されたのか。警視庁幹部、警察組織、現場捜査員、被疑者、社会情勢等、様々な「宿命」が絡み合い、葬り去られた事件の真相に迫る。
完全秘匿 警察庁長官狙撃事件 / 竹内明 (著)
「警察首脳部は狙撃犯を知っているはずだ!」特捜本部に渦巻く不信と怒り。
ノンキャリアの捜査官たちは執念で新事実を突き止めていた。
恐るべき捜査の実態が明らかになる。警察トップが撃たれ、瀕死の重傷を負った前代未聞の狙撃事件。
威信をかけた捜査の裏側には法治国家とは思えぬ、恐るべき実態があった。2010年に時効を迎え迷宮入りとなった、平成最大のミステリーの真相に迫る。
警察庁長官を撃った男 / 鹿島圭介 (著)
2010年に時効を迎えた長官狙撃事件。特捜本部はある男から詳細な自供を得ながら、真相を闇に葬った。極秘捜査の全貌を暴く――。
1995年3月、日本中を震撼した国松孝次警察庁長官狙撃事件。特別捜査本部を主導する警視庁公安部がオウム犯行説に固執する一方、刑事部は中村泰なる老スナイパーから詳細な自供を得ていた。だが、特捜本部は中村逮捕に踏み切らず、事件は時効を迎えてしまう。
警察内部の出世とメンツをかけた暗闘や、中村の詳細な証言内容など極秘捜査の深層を抉るノンフィクション。
和歌山毒物カレー事件
1998年、和歌山市の夏祭り会場で提供されたカレーにヒ素が混入され、4人が死亡、60人以上が重軽傷を負った「和歌山毒物カレー事件」。
逮捕・起訴されたのは近所に住む主婦・林眞須美氏。
動機や直接証拠が乏しい中、状況証拠と過去の保険金詐欺歴などを根拠に有罪判決が下され、2009年に死刑が確定しました。
しかし現在も「証拠が曖昧」「自白はない」「ヒ素の鑑定にも疑問がある」として再審請求が続いており、冤罪の可能性が指摘されています。“真犯人は別にいるのか”――事件の全貌はいまだ深い闇に包まれています。
「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実 / 田中ひかる (著)
和歌山カレー事件はまだ終わっていない!
1998年7月25日、和歌山市園部地区の夏祭りで作られたカレーにヒ素が混入され、
67人が急性ヒ素中毒に陥り、うち4人が死亡。
事件からほどなく、現場近くに暮らす林健治・眞須美夫妻が
「疑惑の夫婦」として注目を集めた。
同年10月、夫妻は保険金詐欺などの容疑で逮捕され、健治は2005年6月まで服役。
眞須美はカレー事件の容疑で逮捕され、
現在も死刑囚として大阪拘置所にいる。
その後、この事件の唯一の物証であった
「ヒ素の鑑定結果」が証拠足りえないということを
蛍光X線分析の第一人者が立証。
眞須美は今も獄中から「無実」を主張し続けている……。
和歌山カレー事件: 獄中からの手紙 /林眞須美 , 林健治 , 篠田博之 (著)
状況証拠だけで死刑にしてよいのか。
もう逃げない。~いままで黙っていた「家族」のこと~ / 林眞須美死刑囚長男 (著)
21年前の朝、目が覚めたらぼくは
「殺人犯」の息子になっていた――
いじめ、差別、婚約破棄……
迷い、苦しみながら、それでも強く生きていく。事件以来21年間、親、そして世間から架せられた
重い「十字架」を背負い続ける
和歌山カレー事件、林眞須美死刑囚の長男が初めて明かす
「罪と罰」、そして「生きること」の本当の意味。
袴田事件
1966年、静岡で味噌製造会社の一家4人が殺害された「袴田事件」。
犯人とされたのは、元プロボクサーで従業員の袴田巌氏でした。
長時間の取り調べで自白を引き出され、後に“ねつ造の可能性がある証拠”により死刑判決が確定。
しかし衣類のサイズや血痕の状態、発見の経緯には数々の不自然さが…。
ついに裁判所は「有罪を維持するには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました。だが、なぜ虚偽の証拠が採用され、57年もの歳月が必要だったのか――その全貌はいまだ闇の中です。
姉と弟 捏造の闇「袴田事件」の58年 / 藤原 聡 (著)
「死刑囚」のくびきを外し、袴田巖が真の自由の身になる時がきた。
「捏造」が疑われる警察の動き、死刑判決を下し、支持した歴代裁判所の判断、弁護活動の瑕疵……。
寡黙な元ボクサーを精神の破綻に追い込んだ責任はどこにあるのか。
献身的に支え続けた姉ひで子と弟の人生を重ね合わせながら、世紀の冤罪事件の全貌に迫る。
袴田事件の謎――取調べ録音テープが語る事実 / 浜田 寿美男 (著)
1966年の事件発生から半世紀を経て、23巻もの取調べ録音テープが開示された。
犯人に違いないとの確信を手放さない取調官たちは、驚くべき言動を繰り返し、あの手この手で袴田を「自白」に追い込んでいく――。
録音テープの綿密な分析を通じて取調室という刑事司法の闇の奥に光を当て、袴田事件の謎を解明する。
【完全版】袴田事件を裁いた男――無罪を確信しながら死刑判決文を書いた元エリート裁判官・熊本典道の転落 / 尾形 誠規 (著)
こんなデタラメな証拠で人を有罪にするのは、それも死刑にするなんて無茶だ。
当時30歳だった裁判官の熊本は異議を唱えるが、2人の先輩裁判官に押し切られ、最終的には多数決で負けて、心にもない「死刑判決文」を書くことになる。
熊本は懊悩し、裁判官を辞めて酒におぼれ、家族を崩壊させ、自殺未遂をし、やがて行方不明となってしまう。ところが事件から40年が経った頃、突然マスコミの前に現れて「あの裁判は間違っていた」と語りだす。
その姿をテレビや新聞は大きく取り上げ、海外のメディアからも勇気ある発言、良心的な判事だと、その行動を賞賛する報道が相次いだ。
しかし取材を重ねていくと、「良心ある告白をした美談の男」とは別の、もう一つの顔があることが、だんだんと分かってくる。そして熊本自身も「この話を決して美談にしてはいけない」と著者に念を押すようになる……。
熊本の本心は何なのか。償いなのか、それとも売名行為なのか?
3億円事件
1968年、東京都府中市で発生した「3億円事件」は、日本犯罪史上もっとも有名な未解決事件のひとつです。
現金3億円を積んだ輸送車が、白バイ警察官を装った男により“わずか数分で”まるごと奪われ、そのまま犯人は逃走。
目撃者多数、防犯対策ありの状況下で、なぜ犯人は特定されなかったのか?
警察の大捜査も実らず、迷宮入りに。
遺留品や偽装工作の巧妙さから「完全犯罪」とも称され、今なお“真犯人は誰か”という謎が語り継がれています。
1968 三億円事件 / 日本推理作家協会/編 (著)
1968年(昭和43年)12月10日、府中で起きた「三億円事件」。
白バイ警官に扮した犯人は盗んだ三億円とともに永久に消えた。
昭和を代表するこの完全犯罪事件に、人気のミステリー作家5人が挑んだ競作アンソロジー。
事件に翻弄される者、助けられた者、模倣する者、犯人に恋する者――。
事件を題材に描く5つの物語は、謎の真相に迫れるのか?
三億円事件奇譚 モンタージュ / 渡辺潤 (著)
「ボクは三億円事件の犯人の息子です」――1968年12月10日に起きた昭和史最大の未解決事件、三億円事件。
大規模な捜査が行われたが、7年後に時効を迎えた……。
そして時は流れ現代。1人の少年が瀕死の老刑事に「おまえの父親は、三億円事件の犯人だ」と告げられた!! 運命の輪に巻き込まれた少年は、三億円事件の謎を明らかにできるのか!? 列島縦断クライムサスペンス!!
府中三億円事件を計画・実行したのは私です。 / 白田 (著)
この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます。――府中三億円事件を計画、実行したのは私です。
1968年12月10日に東京都府中市で起きた『三億円事件』。奇しくもちょうど50年目を迎える節目に、「小説家になろう」に投稿され、ネット騒然! ランキング1位! 800万PV突破の話題作!!
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良い本と、良い出会いを。