「今いちばん売りたい本」って、どんな本?
毎年恒例の「本屋大賞」が、2025年もついに発表されました!
全国の書店員さんたちが「これ、ほんとにおすすめしたい!」という“推し本”を投票で選ぶこの賞。今年の大賞に選ばれたのは、阿部暁子さんの『カフネ』(講談社)。
大切な人を失った主人公が、残された“つながり”を通して少しずつ前に進んでいく――切なくも温かい、今読むべき感動作です。
そして、2位には早見和真さんの『アルプス席の母』、3位には野崎まどさんの『小説』がランクイン。
他にも、青山美智子さん『人魚が逃げた』、山口未桜さん『禁忌の子』など、心を揺さぶる話題作がずらり。
「次に読む本、何にしようかな…」という人は、きっとお気に入りが見つかるラインナップです
この記事では、2025年本屋大賞の受賞作&ノミネート作をまとめてご紹介!
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2025年本屋大賞
大賞:カフネ / 阿部暁子 (著)
最愛の弟が急死した。29歳の誕生日を祝ったばかりだった。姉の野宮薫子は遺志に従い弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになる。無愛想なせつなに憤る薫子だったが、疲労がたたりその場で倒れてしまう。
実は離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていた薫子。家まで送り届けてくれたせつなに振る舞われたのは、それまでの彼女の態度からは想像もしなかったような優しい手料理だった。久しぶりの温かな食事に身体がほぐれていく。そんな薫子にせつなは家事代行サービス会社『カフネ』の仕事を手伝わないかと提案する。食べることは生きること。二人の「家事代行」が出会う人びとの暮らしを整え、そして心を救っていく。
2位:アルプス席の母 / 早見和真 (著)
秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。
湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。
声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。
不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!?
補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。
3位:小説 / 野崎まど (著)
五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
複雑な人間の昇華体であり、人の心を掴んで離さない、人の心が作り出した物語の結晶。
そこには望むもののすべてがあった。
十二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会う。二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。
小説を書くことで失われる世界の均衡、読むことで広がる無限の心。宇宙最高の愉悦のすべてが、今明らかになる。
4位:禁忌の子 / 山口 未桜 (著)
救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。
その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。
彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。
しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。
自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第34回鮎川哲也賞受賞作。
5位:人魚が逃げた / 青山 美智子 (著)
ある3月の週末、SNS上で「人魚が逃げた」という言葉がトレンド入りした。
どうやら「王子」と名乗る謎の青年が銀座の街をさまよい歩き、「僕の人魚が、いなくなってしまって……逃げたんだ。この場所に」と語っているらしい。
彼の不可解な言動に、人々はだんだん興味を持ち始め――。そしてその「人魚騒動」の裏では、5人の男女が「人生の節目」を迎えていた。12歳年上の女性と交際中の元タレントの会社員、娘と買い物中の主婦、絵の蒐集にのめり込みすぎるあまり妻に離婚されたコレクター、文学賞の選考結果を待つ作家、高級クラブでママとして働くホステス。銀座を訪れた5人を待ち受ける意外な運命とは。そして「王子」は人魚と再会できるのか。そもそも人魚はいるのか、いないのか……。
6位:spring / 恩田陸 (著)
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家・萬(よろず)春(はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。一人の天才をめぐる傑作長編小説。
7位:恋とか愛とかやさしさなら / 一穂ミチ (著)
プロポーズの翌日、恋人が盗撮で捕まった。
カメラマンの新夏は啓久と交際5年。東京駅の前でプロポーズしてくれた翌日、啓久が通勤中に女子高生を盗撮したことで、ふたりの関係は一変する。
「二度としない」と誓う啓久とやり直せるか、葛藤する新夏。
啓久が“出来心”で犯した罪は周囲の人々を巻き込み、思わぬ波紋を巻き起こしていく。
信じるとは、許すとは、愛するとは。
男と女の欲望のブラックボックスに迫る、
著者新境地となる恋愛小説。
8位:生殖記 / 朝井リョウ (著)
とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。
体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。
この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。
9位:死んだ山田と教室 / 金子玲介 (著)
夏休みが終わる直前、山田が死んだ。飲酒運転の車に轢かれたらしい。
山田は勉強が出来て、面白くて、誰にでも優しい、二年E組の人気者だった。
二学期初日の教室。悲しみに沈むクラスを元気づけようと担任の花浦が席替えを提案したタイミングで教室のスピーカーから山田の声が聞こえてきたーー。
教室は騒然となった。山田の魂はどうやらスピーカーに憑依してしまったらしい。〈俺、二年E組が大好きなんで〉。声だけになった山田と、二Eの仲間たちの不思議な日々がはじまったーー。
10位:成瀬は信じた道をいく / 宮島未奈 (著)
成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。
「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー(をやめたい)主婦、観光大使になるべくしてなった女子大生……。
個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!?
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