大人だからこそ、もう一度。
「太平洋戦争」を学びなおすという趣味。
私たちが学校で学んだ「歴史」は、どうしても年号や出来事を記憶することに重点が置かれがちでした。
特に「太平洋戦争」というテーマは、重く、悲劇的で、どこか距離を置きたくなる題材だったかもしれません。
けれど、大人になった今だからこそ――
仕事や家族、自分の人生と向き合う中で、「なぜあの戦争は起きたのか」「人々はどんな想いで生きていたのか」「戦後の日本はどのように形づくられてきたのか」といった問いに、自然と関心が向くことがあります。
歴史は、過去の出来事ではなく、「今」と「これから」を考えるヒントに満ちています。
このブログでは、そんな“大人の学びなおし”を応援すべく、太平洋戦争をテーマにした書籍を紹介していきます。
歴史にあまり詳しくない方にも読みやすい入門書から、じっくり深掘りしたい人向けの専門書、さらには戦中を生きた人々の手記やノンフィクションなど、幅広い視点で本を取り上げていきます。
「教養」として、「趣味」として、あるいは「未来を見つめ直すきっかけ」として。
過去に学び、今に活かす――そんな時間を一冊の本から始めてみませんか。
おすすめの本
客観的な視点から史実を冷静に見つめ直す
毎年夏になると、テレビの特番などで太平洋戦争が取り上げられますが、こちらは特定のエピソードや事象のみをとらえがちであり、「太平洋戦争の全体像を知りたい」「現代とどうつながっているかを知りたい」という人には不満の残る内容のようです。
本書はそのような関心を持っている人に向け、できるだけ分かりやすく、太平洋戦争を理解してもらえるような内容、構成を心掛けました。またある程度の知識を持った人にも興味を持って読んでいただけるよう、日米両国の文献からあまり知られていない事実や最新のエピソードを取り上げました。一人でも多くの人に手にとってもらえれば幸いです。
・戦史関連本はそれこそ無数に刊行されていますが、それぞれの本を読んでいる内に太平洋戦争のどの位置にあるのか迷ったりしてしまいます。そんな時にこの本を手元に置くと時系列の位置なり戦局の転換点なりが明確になり、それぞれの本の存在意義をより深く理解することに資する役割を持つと重宝しています。
・まさかこんなに夢中で読んでしまうとは思いも依りませんでしたね。もともと歴史が大の苦手な私が、戦争について書いてある本を読むのにはそれなりの理由があったのですが、たまたまamazonで探してわかりやすそうだという単純な理由だけでこの本を選んで読んだのですが、これが大正解でした。 とにかく読み始めると、ヘェ〜そうなんだぁー えっそんななの?と思うことだらけで、気が付いたら夢中で読みふけり時間を忘れてしまった。
太平洋戦争はYouTuberに学べ!
太平洋戦争については膨大な書物が出ているものの、難解なもの、複雑なものが多く、ひとまず全体像をつかむことも、難しいものがあります。そこで、本書では「大人の教養TV」というYouTubeチャンネルで、世の中の出来事をわかりやすく解説しているドントテルミー荒井氏に、定説を中心に私見も交えていただきつつ、若い世代から見た太平洋戦争について語っていただきました。
本書では細かい学説や、何がどういう順序で起こったのかといった、事実をひたすら追っていく学校の学習的なことは触れません。本書を通して押さえてほしいのは、なぜ戦争が起こったのか。そしていかに悲惨なものだったのか、という大きな視点です。
この本やドントテルミー荒井氏のYouTubeチャンネルをきっかけに、戦争と平和について考えてくださる方が一人でも増えてくだされば幸いです。
・色々と大戦の本は読みましたがこの本の感想として、タイトル通り、当時の日本を言い表すとこれにつきるかなと。同時に、アメリカについて言えば、今も昔も相変わらずヤンキーだ、というのが感想ですね。回りくどくなく、尾ひれ葉ひれを右か左かでつけす要点だけをまとめてますので、実際の姿がよく分かる良い本だと思います。
・戦争を学ぶといろんな感情が溢れてきますが、本書は考えること、善悪の判断は読者に任せて、事実をわかりやすく書くことに終始しています。だからこそ、いろんな立場で物事を考える事ができます。「自分が思っていたことは間違えているかも」と大切なことにも気づく良書だと思います。著者のYouTubeもとても面白いので是非。
あの戦争とは何だったのか
全国を訪ね歩き、集めた、90歳を越える元戦士たちの「遺言」
終戦時、19歳から33歳だった大正生まれの若者は、「7人に1人」が太平洋戦争で戦死した。九死に一生を得て生還した兵士たちは、あの戦争をどう受け止め、自分の運命をどう捉えていたのか。
・国家や愛する家族のためにどのような思いで彼らは飛び立ったのか、少しでも知ることが出来ればと思い購入しました。
・ご本人たちの証言や家族のエピソードを読むだけで、涙が止まりません。 当時の状況や戦況の説明が多いので、それらはパッと飛ばし読みして、3時間ほどで読み終えました。
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「あの戦争」は正しく「大東亜戦争」と呼ぶべきである――。
満州事変から始まり敗戦で終わる足掛け15年の戦争は、従来、「先の大戦」「あの戦争」などと曖昧な呼称で論じられてきた。しかし、本書のために集結した歴史家たちは今回、敢えて「大東亜戦争」の表現を選んでいる。イデオロギーを抜きにすれば、この呼称こそが「あの戦争」の全貌を最も的確に伝えるからだ。二分冊の上巻では、開戦後の戦略、米英ソ中など「敵国」の動向、戦時下の国民生活の内実などに迫る。
・この分野の超一流の方々が集まって、我々にとって避けて通れない先の大戦の分析を行っています。
・かなり専門的な本です。しかし、先の大戦を、「大東亜戦争」と呼称するなど、戦後史観が変わりつつあるとは感じる。勝てば官軍的な一方的史観は最早通用しない。何故日本🇯🇵は勝てないと分かっている戦争を始めなければならなかったのか?何故あれ程広域な戦争になってしまったのか?日本の陸軍と海軍とは何だったのか?アメリカ🇺🇸イギリス🇬🇧ロシア🇷🇺中国🇨🇳の思惑。邪悪な駆け引き、正しい先の大戦の見方を考えさせてくれる一冊。
稀代の女流作家は激戦の地で、いったい何を“見た"のか─
これは、“従軍作家"林芙美子による『大東亜戦争全記録』である─
「林芙美子ほど“戦線"を広く踏破した作家はいないだろう。幸い、作家だから多くの記録を残している。
これは、宝の山が手つかずに目の前にあるようなものだ。なにしろ、彼女が当時書いたものは、後世の
『東京裁判史観』とは何ら関係のない『一次史料』だから、読むだけで面白い。
また、どんな戦争の概説書よりも、とっつきやすいし読みやすい。
それがそのまま、大東亜戦争とは何だったのかを知り、考える機会になる」
・従軍して南京に入った林芙美子が書いていないのだから、南京事件は無かった。
・本書の中に、GHQによって削除され、大きくバツ印の付いた初稿ゲラに残っている坂口安吾の一文が紹介されている。「私は戦争を最も呪う。だが、特攻隊を永遠に賛美する」 私には、日本の為に命をかけてくれた日本軍の全ての人に向かって書かれていると思える。 同時代を生きた全ての人に向かって書かれていると思える。
日本よ 呪縛から解放されよ!
共産党などの左翼は、大東亜戦争は「侵略戦争」であったと言う。
そうであろうか? 史実を検証すると、そこには明らかに「アジア解放戦争」の側面が見て取れる。
アメリカの侵略戦争や、大英帝国の植民地支配での戦争とは、明らかに違った姿を現じている。
私は、大東亜戦争を日本がなぜ戦ったのか、その結果、何が世界に起こったのかは、
世界文明史的な俯瞰をもってしてはじめて、明らかになるものだと、そう思い始めた。
世界文明史の中で、大東亜戦争を位置づけようというような野心的な試みは、一冊の本で果たせるものでもないが、
その第一歩を英国人ジャーナリストの私が切り開くことで、世界中に多くの賛同者が出てくると、
そう確信している。
・日露戦争勝利がアメリカの日本への恐怖感となり、日本を叩きのめす動機づけ。しかしアジアの開放と言う目的を果たしたのは日本だった。日本人の戦後史観をあらためる必要あり。
・大東亜戦争は、自衛のために止むを得ず戦争戦ったものであり、アジアの植民地解放戦争で、大英帝国を瓦解させた。
過去を知ることは、今を深く生きること。
太平洋戦争は、日本の歴史の中でも特に重く深いテーマです。
けれど、その出来事のひとつひとつを丁寧に知っていくことで、私たちは「戦争とは何か」「平和とは何か」「日本とは何か」といった根源的な問いに触れることができます。
大人になった今だからこそ、感情だけでなく多角的な視点を持って、あの時代と向き合うことができる。
それは知的な探究心を満たすだけでなく、自分の生き方や価値観を見つめ直す時間にもなるでしょう。
本を通じて歴史を知り、想像し、考える――。
そんな“静かな趣味”が、人生を豊かにするきっかけになることを、私は信じています。
※セール・商品情報などは変更になる場合がありますので必ずご確認の上ご利用ください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
良い本と、良い出会いを。